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2020年12月04日

ファヴレ監督「舞台俳優のようなオーバーリアクションだ」

Borussia Dortmund
ボルシア・ドルトムント
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 前倒しで次戦に進出したものの、目標としていたグループ優勝はまだ達成できていない–少なくとも不当なペナルティがあったからではない。ボルシア・ドルトムントでは、ラツィオ・ロムと1-1で引き分けた後、同点弾について特に苛立っていた。

 確かに最終節を前にしてグループリーグ突破を確定することができた、ボルシア・ドルトムント。だが目標に掲げていた首位突破確定は、ラツィオ・ローマ戦では確定させることが叶わず、とりわけ疑惑のPKによる痛みわけということから、ドルトムント側は苛立ちを募らせているところだ。

 「あの映像を目の当たりにすれば、誰の意見も出される答えは1つのはずだ。スローモーションで見れるのであれば、なおさらのことね。これほどのミスジャッジを正せないようであれば、VARなんて必要のないものさ」と、ミヒャエル・ツォルクSDはスカイに対して、強い苛立ちを示している。後半65分にサビッチは相手DFシュルツとの対人戦前から飛び上がっており、ひとまず主審はプレーを続行させたものの、アシスタントの助言によってPKを宣告した。

 「あれがPKではないことは明らかだ。まるで舞台俳優のように、ずいぶんと大袈裟に動いていたよ」と、試合後にルシアン・ファヴレ監督はコメント。そしてVARが介入しなかったことにも驚きをみせている。「誰も、何も言わない。誰も話そうともしない。そして結果は、1−1。決してこれは正しいものだったとは呼べない。」

 一方でツォルクSDは、極力は平等性をもって言葉を選びつつ、「なぜププレーを続行させたのに何故?と尋ねたところ、彼は自身の信頼する審判団からのシグナルがあったから、そうしたと。確かにそれはピッチ上だけならば、起こりうるものだ。しかしVARがいるのだよ。彼が介入しなくてはならない。そうじゃなければ存在意義がわからない。それでも痛み分けという結果にはできた。そしてそれを我々は受け入れるしかない」と表現した。

 「ドルトムントでは数週間前にも、アカンジに対してゲンドゥージが突進してくる場面が見受けられており、あの時は誰も何も言わなかったが、あれもよほどのものだよ。そして今回はグループ首位通過がかかっていた試合だったのだ。これほど難しい試合で、直前に離脱者も出る中で・・・、本当に苛立つよ」

 なお途中交代直後にこのプレーに見舞われたシュルツは、「先にボールに彼は追いつき、そして僕に向かってダイブしてきた。僕にはそれではどうしようもないよ。あれはPKなんかじゃない」とコメント。

 あの時にあまり主審へと詰め寄らなかったことについては、「彼自身があまり話そうとはしていなかったし、それにVARがきっと介入するだろうと思っていた。でもそうはならなかったよ」と説明している。
 


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