ドイツ最大のサッカー専門誌 - kicker日本語版

2020年12月24日

テルジッチ監督、ドルトムントの心身両面の問題を指摘

Borussia Dortmund
ボルシア・ドルトムント
  • このエントリーをはてなブックマークに追加


 火曜夜に行われたドイツ杯2回戦では、確かにボルシア・ドルトムントは格下相手であるアイントラハト・ブラウンシュヴァイクを相手に、無事に勝利をおさめて16強入りという義務は果たした。スタッツ上ではシュート数19:5、支配率66%、パス成功率87%を記録しながらも、テルジッチ監督曰く「非常に組織化された守備」を相手に2−0という結果に終わってる。

 「とりわけ開始20分まで」はドルムントが試合を支配していたものの、「それが失われていき」、むしろ後半56分にはベアーのシュートがポストに阻まれるなど「同点とされずに済む」試合展開をみせていく。「本来ならば我々はプレーの面でもっと上のものをみせていかなくてはならなかった」

 特に今回のように「コンパクトに構えるチームに対しては、常にできうる限り相手を動かしていく」ことを目指し、「より多くのテンポアップ」が求められていたことを強調。「4・5度のボールタッチでプレーし、ボールの移動が遅すぎるようでは難しくなる一方だよ。パスは常に、シャープさをもっていかないと」

 その一方でドルトムントではこの1ヶ月の間でルシアン・ファヴレ監督の退任劇に加え、公式戦10試合をもこなす過密日程にもあり、「メンタル的な重さ」についても指揮官は認識しているところだ。「もっと自信を、もっと勇気をもってプレーしろなんて、単純に言うことはできない。一朝一夕ではいかないし、一緒に答えを見つけていくことだよ」


 身体的な面においても、この試合ではマッツ・フメルス、そして負傷から復帰したばかりのトルガン・アザールも負傷交代を余儀なくされており、さらに16才のFWユスファ・ムココもまた、週末のリーグ戦において軽傷を抱えたために欠場を余儀なくされた。そのためテルジッチ監督はU23にて今季4部18試合に出場し、12得点7アシストをマークしているシュテフェン・ティッゲスを召集。いきなり先発で起用している。


 「ムココが厳しいと知った時に、すぐに思いついたのが彼だったんだ」と、試合後に説明した指揮官は、23才のFWがつかんだプロデビューのチャンスは「当然の報い」と強調。試合当日に起用を伝えられ、非常に印象的なパフォーマンスを残した193cmのCFに対し、「非常に満足しているよ」と賛辞を送った。
 


  • ブンデスリーガ・各チーム情報