ドイツ最大のサッカー専門誌 - kicker日本語版

2021年01月08日

副主将フメルスが度々チーム批判を展開、その是非は?

Borussia Dortmund
ボルシア・ドルトムント
  • このエントリーをはてなブックマークに追加


 ボルシア・ドルトムントで守備の要を担っている、マッツ・フメルス。だがここのところ例えばシュポルト・ビルトに対して、VfBシュトゥットガルト戦や1.FCウニオン・ベルリン戦での敗戦について、厳しい意見を明確に公言してきた。2019年よりドルトムントへと復帰し、夏より副主将となった元ドイツ代表は、いまや守備の要のみならず、チームにとって絶対的リーダーであり、公にも歯に衣を着せぬ発言を行う選手となっている。

 現在のフメルスによる、こういった役どころについてハンス=ヨアヒム・ヴァツケCEOは、クラブ公式マガジンにて説明。フメルスがドルトムントへと復帰する前に、フメルス自身の中にある「真のリーダーとなることの重要性」が訴えられたことを明かしており、「それを自分がいかに切望しているのか、そしてそのことに魅力を感じているか」と語っていたという。

 そのためミヒャエル・ツォルクSDは、マッツ・フメルス復帰の背景に「口頭面においても、積極的にリーダーシップを発揮することがあった」と、kickerに対して認める発言を行っており、模範的なキャリアを歩み続けたベテランDFが、「そのことを伝えないとしたら、それはそれで愚かなことだといえるだろう」と言葉を続けた。

 さらにエディン・テルジッチSDも、フメルスが「ピッチ上でもカメラの前でも前に出ていく選手だ」と認めており、とりわけこれまでに公に対して口にしてきた批判内容では、「自らのことも含めている」ものであり、だからこそ「正当な、今後につながるものだ」と前向きな評価を述べている。

 ただそれは本来、主将を務めるマルコ・ロイスが行うべきものではないのか?副主将となったことにより、マッツ・フメルスがロイスのそういった領域についても侵食していっているということはないのか?このことについて、ツォルクSDは明確に否定。今のロイスはまずは、自身の状態を最高潮へと高めていくため、インタビューなどを控えことに全神経を集中させ取り組んでいるところだ。


 なお今節では2位RBライプツィヒとの上位対決が控えており、4位につけるドルトムントとしては、「我々は追いかける立場だよ」とツォルクSD。ただこれまでライプツィヒとの最近5度の対戦で3勝2分と相性がよく、ヴォルフスブルクとの上位対決を制した勢いに乗り、テルジッチ監督が「今後を占う
」と位置付ける1月の戦績を有利にしていきたい。「上位との直接対決では順位表に即座に影響を与えられる。ただこれも残り19試合のうちの1つだがね」 
 


  • ブンデスリーガ・各チーム情報