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2021年02月03日

ハーランドの決勝点に物言いのバウムガルト監督、DFBは注意勧告のみ

Borussia Dortmund
ボルシア・ドルトムント
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 ドイツサッカー連盟は火曜夜に行われたドイツ杯16強ボルシア・ドルトムントvsSCパダーボルン戦において、パダーボルンのバウムガルト監督が感情的になり主審への批判を展開したことについて、特に処分を下さないことが指揮官本人へと伝えられた。ただし「今後の言葉選びと模範的行動が求められた」とのことで、同じことが繰り返されれば告発の可能性があるという。

 ただしバウムガルト監督自身、特に処分の恐れはなかったようで、「ある状況について注意を喚起したが、個人的に誰かを侮辱したということはない。」とMDRに対してコメント。そして改めてVAR導入は「賛成」ながら、「より明確にすること。シュティラー審判員とは何も問題はない。ミスは誰にでもある。だがそれを過去ののものとして片付けてしまうことが嫌なんだ。議論の文化はあるべき」と訴えた。

 しかしながらあの場面、シュティラー審判員は確かにルールに則って行動したといえる。


 問題の場面となったのはこの試合の延長開始7分、エルリング・ハーランドがトーマス・デラニーよりロングボールを受けて、決勝点を決めたシーンだ。そこでパダーボルンのインゲルソンがパスカットに向かったのだが、実際にはハーランドはオフサイドのポジションにいたため問題は、意図的なプレーをみせていたインゲルソンがボールに触れていたか否か。そしてVARとの確認をした後にシュティラー審判員はゴールを認める判定を下しているのだが、ピッチ脇にてビデオ映像を確認せずに判断をくだしたことへ、バウムガルト監督は強い憤りを示したのである。

 だがシュティラー審判員の行動はルールに則ったものだった。まず当初の判断のままであったということ。シュティラー審判員自信、インゲルソンがボールに意図的に触れていたとはじめから判断しており、そしてVARは映像をみてもそこに疑問を投げかけることはできなかった。もしかするとビデオで確認する姿勢を方が、関係者に対して好印象を残せたという言い方はできるかもしれないが、だがそれでも特に判断が覆るということはなかっただろう。
  


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