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2021年02月10日

「あまりに相手に点を簡単に決められる」ドルトムント

Borussia Dortmund
ボルシア・ドルトムント
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フライブルク戦での敗戦後に、マッツ・フメルスが語った指摘内容は、決して誤ったものではない。「今は相手には面白いように得点され、逆に僕たちの方はあまりに少なすぎる」後半49分にはチョンにあまりプレッシャーをかけられず、その3分後はヒッツが精彩を欠いたことにより、相次いで失点を許す結果となった。

確かに、スタッツ面でみてみても、ドルトムントの失点はあまりに多すぎる。実はこれまで20試合で29失点を喫する中で、相手の「本来得点となっているはずの場面」と比較して、実際の失点数の方が遥かに上回っているという事実があるのだ。つまりは統計上では、ドルトムントは相手チームに対して今シーズン、21度の「失点しているはずの場面」がありながら、それよりも8失点も多くのゴールを許しているのである。

 その理由はどこにあるのか?確実にいえることは、そう単純な言葉では言い表せないということ。例えば相手の決定力にもよる、そして自軍の守備陣のクオリティにもよるものであり、「運も実力のうち」という言葉もあるが、ドルトムントではむしろ「不運も実力欠如のうち」といったところか。

 例えば前述のフライブルクに与えた2失点目は、相手MFシュミットが非常に角度のないところから距離のあるシュートを放たれたものだったが、GKヒッツはクリアを試みたもののクリアしきれずそのままゴールネットを揺らした。相手の得点が決まりすぎている、その言葉だけで片付ける問題でもないだろう。ツォルクSDは「多くの要素が絡んだ」と指摘。

 「決して目に余るほど酷くはないが、ただ最初の失点では例えばあまりプレッシャーをかけられておらず、2度のロングシュートでの敗戦はあってはいけない」と言葉を続けている。ちなみに20節目での8敗目は、クロップ監督の最終年度以来となる6年ぶりのことであり、当時は16位と入れ替え戦圏内に甘んじていた。

 その点でみれば、現在は順位表の上ではそこまでのところに落ち込んではいないものの、最低目標として掲げるCL出場圏内との距離は開いてきており、これを掴めるか否かは今後の資金面やチームづくりに大きな影響を及ぼすことになるだろう。有資格部門セバスチャン・ケール担当は、「冷静さを決して失わないこと。ただその一方でストロークは伸ばしていかないと」と述べ、「ピッチ上のどの場所でも相手との戦いに挑まなくてはならない。そのことを肝に命じておかなくてはいけない」と要求した。
 


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