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2021年02月10日

ドルトムントが見せる、ビルドアップ面での課題

Borussia Dortmund
ボルシア・ドルトムント
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 フライブルク戦での敗戦からは、この1週間で取り組むにはあまりにも多くの問題点を露呈していた。まず1つ目としてあげられるのがビルドアップの問題であり、その結果で慢性的な決定力不足へと繋がっていくことになる。

 高い位置に構えるフライブルクに対してドルトムントの3バックは、中央からのショートパスを繋いで打開をはかるも、手詰まりとなる場面が多く見受けられた。できれば中盤の選手につないでいきたいのだが、デラニーはそこでほぼ関与することができていない。タッチ数は43にとどまり、パス成功率も68%のみだった。

 そこで両サイドからの展開を模索していく結果、3バックは横に間延びする形となり、中央からのプレッシャーを攻守にわたりかけにくい状況へと陥っている。

 またミスも重なり、プレーにテンポがあまりなく、危険な場所、例えばハーランドの背後などボールを繋ぐ様子は非常に稀だった。それはブラントはタッチ数23、ロイスの36という数字、シュート数やアシスト性のパスの少なさにも表れている。

 ただ60分すぎからはダフードが中盤に絡みはじめて好転、ムココもダイナミズムさを活かして危険地帯へと果敢に攻めていった。ただ総じて見るならば「ムココの30分間のシュート数と、他の選手たちの数が同じようではいけない。あまりにもオフェンスのパフォーマンスは悪いものだったといえる」と苦言。

 対策としてはロイスやブラントよりも、ビルドアップの助けられるように今回のダフードのような、より深い位置へと下がってプレーできる選手を配置していくことが考えられるだろう。そして前線ではムココがみせていたダイナミックなプレーは、他の定位置争いのライバルよりも明らかに脅威となっていた。
 


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