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2021年02月26日

ドルトムントのヴァツケCEO、2022年以降の残留に意欲

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 ブンデスリーガの財政状況は緊迫し続けており、それはボルシア・ドルトムントも決して例外ではない。「今年の見通しはまだ立てられないね」と、ハンス=ヨアヒム・ヴァツケCEOはハンデルス・ブラットとのインタビューの中で語った。「この状況が続く限りは、まず黒字になることはないだろうね。現在では負債は2670万ユーロ。これはドルトムントの経済力の高さ、高い安定感を示すものではあるがね」

 ただそれでも全ての選手たちを売却することなく留め続けることができるかについては、「パンデミックの真っ只中においては、いかなる可能性も決して除外することはできない。ただその必要性に駆られているというわけではないが」と述べ、「財政的なバランスという問題がある。我々は良い選手たちを揃えているし、それと同時に経済的に安定しているところだ。ただ来季もまた無観客でやることになれば、確実に選手を手放すことは考えることにはなるよ」と付け加えている。

 その一方で先日に勤続16年を迎えたヴァツケ氏は、kickerとのインタビューの中でまだ退任については考えていないことを明かしており、2022年まで残す契約でクラブが現在のような状況にあっては、「私がこのクラブに対してもっている責任というものは、非常に理解しているよ。危険な状況に喘ぐなかで、そこから抜け出すというのは論外だ」と語った。ただそれが最終的には、黒字転換するその日までという意味でもあるかについては、「コロナ危機では何も予想などできない。だから基本的にどうこうという決断はできないものだよ」としている。

懐かしい顔との再会

 今節対戦するアルミニア・ビーレフェルトのウーヴェ・ノイハウス監督は、実はミヒャエル・ツォルク氏がドルトムントのSDへと就任した1998年に、同じくミヒャエル・スキッベ監督のアシスタントとしてドルトムント入りした仲だ。そして2004年のザマー監督解任までACを務め、下部チームを経てエッセン、ウニオン、ドレスデンなどの監督を歴任。

 「何年にも渡ってコンタクトをとっていたし、前半戦の対決でも仲良く離していたよ」とツォルクSD。「その内面性」と「ビーレフェルトを1部復帰へ導くという大仕事をやってのけた。」ことを高く評価。その活躍に目を細めるが、「それで勝利をプレゼントするわけにはいかない」とも強調。「ぜひ彼らには残留を果たして欲しい」が、「それは土曜日の試合の後からね」と言葉を続けた。

 さらにもう1人、再会を果たすのがアモス・ピーパー。2010年から2019年までドルトムントのユースで育成され、プロとしての階段を上り、ビーレフェルトへの移籍を決断した。「あれは本当に正しい決断だったと思うよ。今は良いセンターバックの1人にまで成長しており、ドイツU21代表の一員としてもプレーしているんだ」と述べ、「ブンデスの主力選手になっていくには、いろんな道筋があるものだよ」とも付け加えている。
 


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