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2021年02月28日

サンチョ復調について、フメルス「努力の賜物」

DSCアルミニア・ビーレフェルト
DSCアルミニア・ビーレフェルト
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 土曜午後に行われたアルミニア・ビーレフェルト戦での3−0という結果は、この日にボルシア・ドルトムントがみせたパフォーマンスを思えば順当な結果だといえるだろう。しかしもしかすると違う結果になっていたかもしれない。そう指摘するのは、マッツ・フメルスだ。「僕たちが良いプレーを見せられたこと自体はよかった。でもロストから相手FWコルドバに、本来ならば決められてもしょうがない絶好機を与えてしまったんだ。」と、スカイとのインタビューの中で指摘。

 とりわけ3つのロストで危機を招いたのがマフムード・ダフードだったのだが、ミヒャエル・ツォルクSDは「ハーフタイムにげきを飛ばした」ことを明かし、「彼は繊細なんだが、その後にみせたパフォーマンスは、ここのところみせていた自信に満ちたものだったね」と評価したように、最初にゴールネットを揺らすことになるのは、ダフード自身によるものだった。テルジッチ監督も、ロストを気にしすぎず「どういったリアクションをみせるか」が重要であり、「モウはよくやってくれたよ」と称賛。さらにその先制点を御膳立てサンチョが、今度は10分も経たずに自身が追加点を決め、最後はヘイニエルがブンデスリーガ初得点を記録し、勝利へと花を添えている。
 

 マッツ・フメルスは「僕たちは目的意識、真摯に臨む姿勢という点でよくなってきていると思う。ただまだ本来の力を出し切れているとは言えないよ。改善点はわかっている、伸び代だね」と総括。ここ数週間で確かに改善している姿をみせており、またここまで思うような活躍をなかなかみせられていなかったジェイドン・サンチョも、最近4試合で6得点に直接絡むなど勢いに乗ってきた。その理由について、フメルスは「本当に良いプレーをみせているね。彼は練習への少し取り組み方を少し変えているんだ。フィットネスルームでも練習場でもね。それが結果として報われているんだよ。攻撃的な選手はこういうことも学ぶ必要がある。それによって彼は素晴らしいプレーをみせ、結果としても報われているんだ。彼の持つ能力は僕たちの誰もが知るところだよ」と説明している。

 そしてドルトムントは今シーズンにおける1つの大きな山場、重要な3連戦を迎えるところだ。まずは火曜日にボルシア・メンヒェングラードバッハとのドイツ杯準々決勝、そして週末にはバイエルン・ミュンヘンとのドイツ頂上決戦が控えており、その数日後にはCL8強入りをかけたFCセビージャとの2戦目へと続く。「ここのところ3試合は、僕たちにとってとても良い試合をすることはできた。それ以前は苦しい状況だっただけに、これは重要だったよ」と語ったフメルスは、「確かによかったけど、戦いはこれからも続く。火曜、土曜、そしてまた火曜。重要な3試合が控えているんだ。ここで僕たちは再び証明する時を迎えるんだよ」と意気込みをみせた。

オルテガ「本当に最悪だ」


 逆にもしもコルドバが同点弾を決めていたならば・・・。1−0とリードした状態でハーフタイムを迎えていれば、試合展開は異なるものになっていたかもしれない。その苛立ちは、守護神シュテファン・オルテガがスカイとのインタビューの中で示していたものだ。「最悪だ、本当に最悪だよ。完璧にイラついている。前半はよくやっていた。相手に隙もあまりみせていなかったし、得点チャンスも1・2度はあったというのに」

 しかし気付けば、ドルトムントが着々と加点。「僕たちの場合、11人全員が一致団結してはじめて戦えるもの。バイエルンやドルトムントなどのように、6・7人が機能していれば良いというものではないんだ」と言葉を続け、最近5試合で勝ち点1と大ブレーキ。自動降格圏内のマインツの足音も間近まで聞こえてきた。「このままだと僕たちは撃墜される。」それを避けるために、これからのウニオン戦、ブレーメン戦で勝ち点を重ねていきたい。
 


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