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2021年03月13日

古巣ヘルタ戦で、ユーロへ続く追い風を受けたいシュルツ

Borussia Dortmund
ボルシア・ドルトムント
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 7才で入団し14年間過ごしてプロへの階段を駆け上がったのであれば、そのクラブのことを「自分のクラブ」と呼ぶことに異論の余地などないだろう。ベルリン出身のニコ・シュルツは、週末にドルトムントのユニフォームの身を包み古巣との一戦に臨むことになるのだが、今もなお感謝の気持ちを失わないクラブ関係者やダルダイ監督との存在はありながらも、このときばかりはその気持ちに区切りをつけて勝ち点3を目指していく。「ヘルタとの対戦はいつだって特別だ」

 ただとりわけこの試合は現在5位につけるボルシア・ドルトムントにとっても、来シーズンのチャンピオンズリーグ出場権獲得のためにどうしても勝たなくてはならない、非常に重要な下位クラブとの対戦であり、その古巣戦では移籍後1度も敗戦を味わったことのない、シュルツの相性の良さもこの試合で発揮したいところ。だがシュルツの先発出場は、最近までは決して当たり前のことではなかった。

 自身の調子が上がらずラファエル・ゲレイロの後塵を拝する結果となったのだ。しかしそのゲレイロが負傷離脱してつかんだチャンスを活かし、ドイツ代表としてもプレーしてきた攻撃的SBはパフォーマンスを飛躍的に向上。今回の試合ではゲレイロの回復が間に合わないこともあり、2019年以来となる3試合連続出場を果たすことになる。

 そしてシュルツとしてはここで重要な勝利をつかみとり、来シーズンのチャンピオンズリーグ出場へとつなげていきたい、そして個人的にも今夏に控える、ユーロへの出場に向けたアピールとしていきたい。ちょうどシュルツの状態が上がってきたこのタイミングで、3月にドイツ代表では代表戦3試合が控えており、週末では大いに古巣戦でその勢いをさらに増して、流れに乗っていきたいところだ。
 


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