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2021年04月06日

ドルトムントが挑む、ミッション:インポッシブル

Borussia Dortmund
ボルシア・ドルトムント
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 土曜午後に行われたアイントラハト・フランクフルト戦以来、ボルシア・ドルトムントにはあまりに過酷な現実が、いくつも突きつけられている。直接対決に敗戦したことで来季のCL出場権獲得へ黄色信号が灯され、首脳陣やコーチ、メディアからも選手たちの姿勢に批判が及び、そしてこれからは”世界で最も困難なタスク”ともいえる、マンチェスター・シティとのCL準々決勝が控えているところだ。

 「その言葉だけで、マンチェスター・シティの強さを表現しきれるものではないよ」と、エディン・テルジッチ監督はコメント。事実マンチェスター・シティは最近27試合の中で僅か1試合のみ敗戦を喫しており、「ここの素晴らしいクオリティにに加えて、技術的にも戦術的にも最高のレベルのものをみせている」と称賛。ビルドアップ、セットプレー、プレスの全ての面において「最高のチームだ」と言葉を続けた。

 そんなチームに対して、下位争いを展開するケルンと引き分け、そしてフランクフルトに敗戦したドルトムントが対峙することなどできるのだろか?「ここで彼らと戦える権利は、我々が自らの手で賢明に掴み取ったものだよ」と意気込みをみせ、「ぜひ勝ち抜けられるよう、そのチャンスを掴めればと思う」と語りはしたものの、それは明らかな高望みであり、ミッション:インポッシブルに挑むと言っても差し支えない。

 ただそれでも競技者としていかなる困難を前にしても、事前に諦めることは本質にあるものではない。「試合に挑み、それに抗っていき、ボールを奪取して、そこから良いプレーをみせていかなくてはいけない」と語った指揮官は、「勢いに乗ることができれば、相手にとっても厄介なものだ。ただそのためには、いろいろな事が守備良くかみ合わさっていく必要があるがね。とりわけフランクフルト戦でみせていた姿勢は変えていかないと」と強調した。「あの時の結果、そしてパフォーマンス自体にも失望している。もっとやれる、それはこれまでにも証明してきたものだ」
 


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