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2021年04月08日

好不調の波が激しすぎるドルトムント「今に始まったことではない」

Borussia Dortmund
ボルシア・ドルトムント
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 いったい何故、ボルシア・ドルトムントはマンチェスター・シティを相手にして、あれだけの善戦を演じることができたのだろう?確かに試合には敗れこそしたが、主審に対する運もあれば敵地で、世界最高峰のチームを相手に十分勝利をおさめる可能性はあった。少なくともこの日にみせていたパフォーマンスは、非の打ち所がない、戦術的にも成熟したパフォーマンスだった。

 だがわずか数日前には、チャンピオンズリーグ出場権を賭けた重要なフランクフルト戦において、実に不甲斐ないパフォーマンスを露呈。この理由を見出すことは困難であり、首脳陣も頭を痛めていることだろうが、ただブンデスリーガでの戦いと異なりカウンターサッカーに徹することができたことが1つだろう。しかしながらそれは一部の側面でしかない。キーワードは”パフォーマンスカルチャー”。

 「僕たちの課題は、いかに真摯な姿勢で臨めるか。それを大舞台以外で証明していかなくてはいけない」と強調したのは、守備の要マッツ・フメルスだ。フランクフルト戦後にもチーム内からは、選手たちの姿勢に対する批判が指摘されており、「これは今に始まったことじゃない。この日のようなパフォーマンスを見せられることが少なすぎる」と、マルコ・ロイス。

 この日に挙げた自身の貴重なアウェイゴールにより、まだ第2戦にてかろうじて望みを繋ぐことに成功したが、ドルトムントの主将は「この試合がきっと自分たちへの自信に繋がることだろう。自分たちらしさをピッチで表現できたし、そうしていかなくてはいけない」と言葉を続けた。

 そういった部分は、昨年末より監督に昇格したテルジッチ監督も認識しており、選手たちの日々の集中を高め、自己満足を減らしていくために工夫。ただまだそのプロセスは導入過程にあるため、今季中に影響を与えるには遅過ぎたかもしれない。

 今季の最低目標として掲げていた来季のチャンピオンズリーグ出場権獲得には、残り7試合で勝ち点差7にまで拡大されており、チャンピオンズリーグでは初戦を失っており、なんといっても相手はマンチェスター・シティ。それでもロイスとフメルスは、「週末のリーグ戦では絶対に、勝ち点3を奪わないと」と声をそろえた。それはまだチャンピオンズリーグへの道を失わないようにするために、そして再び疑問の二文字が浮かび上がってこないように・・・。
 


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