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2021年04月21日

スーパーリーグ参加拒否ながら、ドルトムントが抱える諸事情

Borussia Dortmund
ボルシア・ドルトムント
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 kickerが得た情報によればボルシア・ドルトムントは、予定されているスーパーリーグに参加することなく、また現在そのオファーなども特に受けてはいないようだ。ただ否定的な見解を公に発表することは、その他のクラブが示しているように単純に行うことはできない立場にもある。

 それはボルシア・ドルトムントが上場している企業であり、コロナの影響で本年度は7000万〜7500万ユーロの損失が見込まれる中、2億ユーロ以上の収益が見込まれるオファーを公の場で断るということは、証券取引法上、重大な影響を及ぼす可能性があるためだ。

 そのためドルトムントではバイエルンやパリ・サンジェルマンのような、明確な拒否をクラブとして表現することができず、まず月曜日にハンス=ヨアヒム・ヴァツケCEOは「UEFAチャンピオンズリーグの改革案を実施する」という欧州クラブ協会の決定を支持する形で、「スーパーリーグ構想」を拒否するスタンスを示したということ。

 ただいずれにしてもクラブ内では参加すべきではないという声があり、これは地元紙ルール・ナハリヒテンが報じたもので、kickerでも確認済み。またドルトムントはこの計画されているスーパーリーグ構想について、公式・非公式を問わず一切関係はしておらず、以前より一部で議論されていた案が実際に実行されたのを知ったのは、日曜午後の早い段階だったようだ。

 なおドルトムントのファンの間でも既に反対の姿勢が見受けられており、ドルトムントのファンは共同声明の中で「ドルトムントがこのプロジェクト、またはチャンピオンズリーグにおける大幅な改革の実現計画に参加しないこと」を要求。練習グラウンドやオフィスでも抗議運動が確認されている。
 


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