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2021年05月04日

ゲッツェがファヴレ前監督を批判「あれは言い訳」

Borussia Dortmund
ボルシア・ドルトムント
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 PSVアイントホーフェンでは再び、主力選手の1人としての活躍をみせている、マリオ・ゲッツェ。浮き沈みの激しいサッカー人生の中でも「決してサッカーに対する喜びを失ったことはない」と語った同選手だが、しかしながら2016年にバイエルン・ミュンヘンからボルシア・ドルトムントに復帰して以降は、特に思惑とは大きく異なる展開をみせることとなった。

 ドルトムントへの復帰を決断する際、ゲッツェはそのドルトムント時代の恩師ユルゲン・クロップ監督から、プレミアリーグのリヴァプールFCへの勧誘を受けていたものの、「あの時は中期的に比較した場合に、ドルトムントの方がチャンピオンズリーグの頂点へ全然近いと感じたんだ」と、独誌「11Freunde」に対してコメント。

 だが2度目となったドルトムント時代では、幾度となく監督交代を繰り返した挙句、ルシアン・ファヴレ監督の下ではあまり求められることもなくなっていくことに。「何週間もプレーできなくて、そこでハードにトレーニングをして、それでもなおフェアな定位置争いを展開させてもらえなければ、当然ながら気持ちは下がっていってしまうよ」

 今、28歳となったゲッツェが改めて当時を振り返ると、ドルトムントには「成果主義というカルチャー」があまり存在しておらず、「本来ならばパフォーマンスを踏まえて、それが選手起用に反映されなくてはならないのに、残念ながら最終的にファヴレ監督の下ではそれもできなくなった」という。

 そして、そのファヴレ監督から告げられた言葉が「僕がチームの役に立てるとは思えないし、僕のためのポジションも無い」というものだったが、「僕にとって、それはさしたる意味をもたないものでしかなかったよ」とゲッツェ。「あれは言い訳のようなものさ」と言葉を続けている。「まぁ、最終的に決定するのは監督だけどね」

 それでもゲッツェは、「あの時代を経て、僕はさらにひとまわり成長できたと思う」とも強調。その結果、フリートランスファーにて昨夏に移籍したオランダの地、PSVアイントホーフェンにてロジャー・シュミット監督の下、再び主力選手としての輝きを取り戻した。そしてそれはおそらく、来季も変わることはないだろう。先日シュミット監督は、来季も引き続き指揮をとっていく考えを語っている。
 


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