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2021年11月04日

退場処分のフメルス、アントンの「演技」に苦言。「スポーツマンであることを学ぶべき」

Borussia Dortmund
ボルシア・ドルトムント
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 水曜夜に行われたチャンピオンズリーグGL第4節アヤックス・アムステルダム戦にて、退場処分を受けたマッツ・フメルスに対し本拠地シグナル・イドゥナのファンたちからは、むしろ温かな、励ましの拍手が送られていた。

 前半29分にハーフラインの数メートル手前で、勢いに乗って繰り出したフメルスのタックルは一歩遅く空を切り、ジャンプしていたアントンがそのフメルスの足の上に着地した後、芝居がかったオーバーリーアクションをみせて、ピッチに転がり込んでいたのだ。確かに過剰な行為だった。しかし本当にこれは一発退場に相当するものだったのか?
 
 試合後にDAZNとのインタビューに応じたフメルスは、「不条理な誤審」とした上で、「チャンピオンズリーグのレベルにあって、主審としてどうしてあれが退場と思えるのか、皆目検討もつかない」と怒りを抑えきれない様子をみせ、「主審が試合を決めてしまったし、それは彼自身も認識しているはずだよ」と言葉を続けている。

 実際にそれまでドルトムントは試合を支配していたものの、後半に入ってからはアヤックスの怒涛の攻撃が繰り広げられ、確かにロイスのPKで先制点こそ奪ってはいたものの、ゴールを許すのはもはや時間の問題ともいえた。最終的にドルトムントはアントンが全3得点をアシストする形で、逆転負けを喫することになる。それまでアントンを抑えていたヴォルフが、後半序盤で負傷交代を余儀なくされたことも追い討ちとなった。

 フメルスの怒りの矛先は主審のマイケル・オリヴァー審判員のみならず、VARやそのアントンにも向けられており、「あの演技は決して看過できるものではない」と糾弾したフメルスは、「あれは著しくスポーツマンシップに反する行為であり、彼は素晴らしい選手だとは思うが、スポーツ選手であることを学べば、もう少しよくなるかもしれないね」と苦言を呈している。
 


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