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2022年08月07日

ヴァツケCEO、テルジッチ監督の「炎を守っていくことが大切」

Borussia Dortmund
ボルシア・ドルトムント
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 kickerとのインタビューにてボルシア・ドルトムントのハンス=ヨアヒム・ヴァツケCEOは、自宅がわずか30メートルしか離れていない、友人でもある、ディン・テルジッチ新監督とは「比較的よく会うね」とコメント。

 ただボルシア・ドルトムントとテルジッチ監督との関係もまた特別なものがあり、2010年から3年間ドルトムントの下部チームで指導経験を積み、2018年に復帰して以降は暫定監督、テクニカルディレクターを務めるなど、クラブにまさに精通した人物を今季から新指揮官に据えたことになる。

 「当然ここには大きな違いがあり、彼にとっては単なる仕事ではない、ある種の使命感がある」と語る同氏だが、そこにはメリットとともに「多くのエネルギーを消耗するもの「でもあり、「それが今回思い起こされる危険性かもしれない消耗しすぎないよう気を配らなくては。」と指摘。「エディンは非常に燃えている。その炎が長く燃え続けるように皆で守っていかないといけない」との考えをみせた。

 また新戦力のニコ・シュロッターベックとカリム・アデイェミはまだ本領を発揮して切れていないものの、「まだ経験が浅いから」とヴァツケ氏。「ニコはこれから初のCL。これは将来への希望なのだ、ベリンガムのように。希望が実現するかは見てみないとね」と述べ、特にズーレやフメルスとの激しい定位置争いは「常にプラスに働くものだ」と語った。

テルジッチ監督「大事なのは私自身のことではない」


 一方でテルジッチ監督は、自身にとって初となる満員でのドルトムント本拠地戦を前に「自分のこれまでのことではなくチームと相手のことが重要だよ。とても楽しみだがそれは自分のことではなく、自分たちのパフォーマンスのことだ」と述べ、先日のドイツ杯初戦では「目にしたかった多くのものが見て取れた。後半は安定感に不足は見られたが良いシーズンのスタート。

 土曜の試合で存在感を示す準備はできている」と意気込むがただ、レヴァークーゼン戦が1860ミュンヘン戦のようにはいかないだろう。昨季よりもレヴァークーゼンは整備され、カウンターなど危険な武器を持ち合わせているところだ。果たしてそこでテルジッチ監督はどのような布陣で臨むのだろう。

考えられるさまざまなオプション


 ズーレが負傷もシュロッターベックとフメルスというトップクラスのCBが揃い、それだけでなくジャンや若手ながら「信頼のおける」クリバリを起用することで3バックの可能性もある。ドルトムントにとって「守備面での向上」は大きなテーマであり、「単に2人獲得したからといって実現するものでもない。もっと全体でアグレッシブにプレーすること」を要望。

 攻撃ではハーランドの後任として獲得したハーラーが長期離脱。さらに補強を視野に入れるも、まだそれはしばらく先の話だ。ドイツ杯で起用されたムココは異なるタイプで、高さに欠けるがスピードのある動きが武器。「状態は良さそうだし、良い結果を期待している」とテルジッチ監督。ただまだ17歳。守備面での改善も求められ全てを担うには重すぎる。それ以外では今夏のウィナーであるマレンとアデイェミの2トップ、ムココを挟む3トップも考えられるだろう。
 


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