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2018年04月21日

ファンからの信頼を損ねたコヴァチ監督「きっと拍手で迎えてくれることだろう」

Eintracht Frankfurt
アイントラハト・フランクフルト
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近年におけるアイントラハト・フランクフルトの飛躍の、まさに生みの親としてニコ・コヴァチ監督の名をあげることに特に疑問を感じるものもないだろう。2部降格の危機に瀕するなかでシーズン終盤からアルミン・フェー氏の後をつぎ、見事入れ替え戦で1部残留を果たすと、翌年から2年連続で国内カップ戦決勝進出を達成。さらに今季は欧州の舞台への復帰にも迫っている。

しかしちょうど1週間前、同氏がバイエルン・ミュンヘンへと移籍することが、よりにもよってCL出場をかけたレヴァークーゼンとの重要な直接対決の直前に発表がなされた。さらに特にフランクフルトへの連絡がバイエルン側からなく、対処さえできなかったフレディ・ボビッチ氏はバイエルンを「プロフェッショナルとはかけ離れている」と糾弾。最終的にその一戦では1−4と完敗を喫しCLへの道は遠のいた。

一方のバイエルンは批判を受けることはないと強調した上で、早めに連絡することで「早期に後任監督探しに着手することができる。それはフェアなことだ」と返答。最近の一連の騒動、さらにコヴァチ監督が語った移籍の流れへの説明が信頼できる内容ではなかったことなどの不信感から、ファンからの信頼が失われていることについて、コヴァチ監督は残念さを口にした上で、あくまで今はアイントラハト・フランクフルトの一員であることを強調。雰囲気の悪化への恐れについては「どんな可能性だって常にあるものさ」と言葉を続けている。

しかしこれまでの間にフランフルトで積み上げてきた成功の価値がそれで失われることになるとは、ファンからそのことを忘れられてしまうとは考えてはおらず、週末にホームで行われる試合では「特にネガティブなことを口にする理由はない。我々コーチ陣は選手たちと共に、大きな拍手でスタジアムで迎えられることだろう」と語った。


 


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