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2018年10月12日

代表引退からもう一花、長谷部誠「今はプレーする事だけ考えている」

Eintracht Frankfurt
アイントラハト・フランクフルト
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 今月10日付けの地元紙ヘッセンシャウでは、今夏限りで日本代表から引退した長谷部誠のインタビュー記事を掲載。「代表参加は誇りではあるけど、心身ともにこの判断はよかったと思う。家族も喜んでくれているし、この二日間はゆっくり散歩もしました」と明した同選手は、ヒュッター新監督下でのシーズン当初の苦労、そして今のチームの印象と自身の今後のことについて語った。

 ワールドカップ後、長谷部は「W杯後にまたモチベーションを高めるのは難しかった。燃え尽きたところがありフレッシュさに欠けていましたね。昨季はドイツ杯で優勝し自己満足していたところあったかもしれない」とコメント。「それで最初の2ヶ月は心身共に難しいところにありましたが、今はまたフレッシュに、ハングリーになっていますよ」と述べている。

 さらに今夏に就任したヒュッター監督からは「多くの話し合いしてきたし、起用されていない理由についても説明を受けていたので、嫌な感覚はなく素直に受け止めていた」とも。また前任者のコヴァチ監督との違いについては、「二人とも素晴らしい監督で、コヴァチ監督はより激しく取り組みますが、ヒュッター監督はよりコミュニケーションをはかる印象ですね」と説明した。

 そしてこれまでの間でチームは、徐々に調子を取り戻しつつあり、「3人の素晴らしいFWがいて、背後ではトラップと両サイドバックが素晴らしい仕事をしている。ボランチはとても精力的で、まだ改善には時間が必要ですが、今は戦術的にうまく機能していると思います」と長谷部。

 そのチームの中にあって、ボランチやリベロとしてチームを支えるベテランは「若い選手の模範的存在でありたい。ピッチだけでなく、ロッカールームでも、フィットネスルームでも。それも自分にとって重要な役割だと思っています」と述べ、今のフィジカルコンディションについては「20代の頃より疲れやすいですけど、練習、ケア、回復を行い、フィジカル面では特に問題はありません。膝もそうです。それにブンデスは10年前よりフィジカルではなく戦術的になったこともやりやすさを感じさせるものです。」と説明している。

 そしてこのまま来季以降もフランクフルトでのプレーを望んでいる長谷部だが、同紙から引退後について問われると、「あくまでプレーすることしか頭にないですけど、引退後はドイツで監督ライセンスの取得を目指すことは想像できます。ここの育成はとても定評がありますし、ぜひドイツで学びたいですね」と語った。
 


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