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2019年07月26日

EL予選:フランクフルト勝利、長谷部フル出場、鎌田は後半途中から

Eintracht Frankfurt
アイントラハト・フランクフルト
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 アイントラハト・フランクフルトが、一足早く迎えた今季最初の公式戦を、2−1と勝利で飾ることに成功した。これによりヨーロッパリーグ二次予選では、続くセカンドレグに向けて好位置につけたことになる。

 この試合でアディ・ヒュッター監督は、現時点で考えうるベストメンバーを起用。今夏にヨヴィッチとハーラーが移籍したFWにはレビッチとパシエンシア、その背後にはガチノヴィッチが起用されており、新規加入選手で唯一先発したのがドミニク・コール。負傷離脱したGKレノウの代役を務めたのは、フェリックス・ヴィートヴァルトだった。

 試合は開始からフランクフルトが意欲的なプレーを披露。まだ準備期間に入って3週間たらずとは思えないほどにパスワークが冴え、序盤にコールが2度チャンスを掴むも決めきれず。しかし24分、その前にも惜しい場面をみせていたトロが、20メートルの距離から豪快に相手ゴールを揺らして先制。

 しかしその10分後には、サイドでガチノヴィッチが交わされて鋭いセンタリングを上げられると、それをフローラ・タリンのアインサルにゴール前でのダイビングヘッドを許し同点で折り返す結果となった。特にフランクフルトでは、前半終了前から後半の立ち上がりにかけて、アイデアに欠けてしまいなかなか追加点を得られず、後半64分に新加入のヨヴェリッチ、そしてレンタルから復帰した鎌田大地を投入。


 この交代が功を奏して、その7分後に右サイドでボールを受けたダ・コスタが、ゴール前に詰めてきたそのヨヴェリッチへピンポイントにセンタリングを供給、これを走りながら頭で押し込んで、待望の追加点。ヨヴェリッチにとっては、公式戦初出場で、初得点のおまけ付きとなった。

 これで息を吹き返したフランクフルトは勝利をしっかりと確保するために集中してプレー、長谷部誠が普段通りにボールを配分するが、決してそこではリスクをおかすことはなかった。ただそれでも終盤に、フローラのソルガのシュートがポストに阻まれる幸運もあったが、最終的に2−1で勝利。優位に進めた状況で、来週木曜のセカンドレグを迎えることになる。

 試合後、マネージャーを務めるフレディ・ボビッチ氏は「すでに、何かがかかった試合をするというのは良いことだと見ている」とコメント。「まだ早い時期にある」が選手たちに奮起を促した。また昨季は負傷によりシーズンを棒にふるも、この試合では先制点を決めたトロを特に称賛。「良いプレーだった。ただ今はまだ準備期間にあるという感じもみてとれたけどね」と言葉を続けている。
 
 


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