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2019年08月23日

フランクフルトのヒュッター監督、ドーピング検査機関にチクリ

Eintracht Frankfurt
アイントラハト・フランクフルト
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 ヨーロッパリーグ・プレーオフ初戦、シュトラスブール戦に向けて行われたプレスカンファレンスでは、直前に迫った試合に関することのみならず、NADA(ドイツ・アンチ・ドーピング機構)の役員が述べた発言にも及んだ。

 一体、何があったというのだろうか?先週末に行われたブンデスリーガ開幕戦、TSGホッフェンハイム戦での試合終盤、マルティン・ヒンターエッガーがピッチ脇で治療を受けており、クラブ側の発表によれば鍼による処置とぶどう糖のような効果をもつパワージェルが口にされたとのこと。特に鍼については試合後、ヒンターエッガー自身も説明していたことだ。

 だがNADAはこの場面について疑問を感じており、火曜日にヒンターエッガーはドーピングテストを受けるように要請を受ける。ただもしもこれが特に、NADAが公の場に対して、メディアの質問にコメントをしなければ、さして大きな問題になることもないのだが、水曜日にNADAで役員を務めるラース・モルトジーファー氏が、ドイツの大衆紙ビルトへ「錠剤を1粒口にして、飛躍的に改善がなされるようであれば、我々のタスクとしてはこの問題を明確にしていくことになる。それはドーピングという部分もあるが、薬物の誤った使用という範囲にまで及ぶものだよ」と発言したのだ。


 この発言は、あまりに強すぎるものだといえるだろう。特にこれといった証拠も無い状況で、ドーピングや薬物の不正使用の嫌疑を、1人の選手に対して公の場で公表することは由々しき事態だ。こういったあらぬ嫌疑かかけられぬよう、実際にkickerでもこういった報道は控えているという現状もある。

 アディ・ヒュッター監督は「確認を行うということは、至って当然のことだと思う。NADAは昨年にもスタジアムへ頻繁に訪れており、我々もまた彼らを歓迎して迎えていた。全てがクリアとなることを我々も望んでいるところだし、なんらやましいことなどない」と述べつつ、「ただちょっと敬意に欠けるところもあるかな。こういった発言がなされてしまったということは。私の立場としては、選手や医療スタッフを擁護する側にあるしね」と、言葉を続けた。

 なおその二日後には、NADA(ドイツ・アンチ・ドーピング機構)より、特に違反するようなものは発見されず、調査は終了したことが発表されている。
 


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