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2020年02月21日

ハーナウでの犠牲者へ黙祷中に野次、そこでファンがとった行動は・・・

Eintracht Frankfurt
アイントラハト・フランクフルト
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 木曜日に行われたヨーロッパリーグ32強RBザルツブルクとの初戦にて、ホーム開催のアイントラハト・フランクフルトは既報通り、試合開始前にハーナウにて起こった銃撃事件の被害者に向けて追悼を捧げたが、しかし沈黙はブーイングへと変わりむしろ盛り上がる結果となった。だがその理由はむしろ、フランクフルトが求めていたことによるものである。

 11人が命を落とした現場のハーナウは、フランクフルトから約20kmほど東に離れた場所へと位置しており、役員を務めるアクセル・ヘルマン氏は「ハーナウは、我々アイントラハトのファン・ベースだ。移民の背景のある皆さんも含めてね」と、試合前にコメント。既にクラブ公式にて改めて、人種差別行為に対する明確な反対の姿勢を強調していた。

 そんな中で行われた試合開始前の追悼の際に、選手たちがピッチの中心へと集まり黙祷を捧げたところ、どこからともなく野次を飛ばす声が。これに即座に反応したのは、そこに詰めかけていた数多くのファンたちであり、その声に対してブーイングを浴びせかけ、さらに「ナチスめ、出て行け!」とも。まさにフランクフルトが示した、反・人種差別の光景がそこにありスタジアムは大いに湧き上がることに。そして試合は、鎌田大地のハットトリックなどで4−1と快勝を収めている。


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