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2020年06月10日

ケヴィン・トラップが思い描く、バイエルン攻略法とは?

Eintracht Frankfurt
アイントラハト・フランクフルト
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 水曜夜にアイントラハト・フランクフルトは、ドイツ杯準決勝へ明らかなアウトサイダーとして、王者バイエルン・ミュンヘン戦へと挑むことになる。特に今回はミュンヘンでのアウェイ戦という意味でも過酷さを増すものだが、ただしコロナ危機により無観客にて開催。それでもケヴィン・トラップは「観客の有無にかかわらず厳しい試合だ。それに僕たちの側だって通常なら8000〜1万人のファンが駆けつけ、大きな助けになってくれたのだから」とコメント。

 ただ無観客試合といっても、この試合にかける意気込みに欠けるところなどなく「決勝進出まであと一歩のところまできているんだ。そのために僕たちは多くの努力を積み重ねてきた」と、トラップ。なおフランクフルトは2018年に、そのバイエルンを下してドイツ杯優勝を見事果たしているが、しかしながら年明けから絶好調のバイエルンが明らかに下馬評で有利である事に変わりはない。

 加えてトラップ個人的にみても、バイエルンとの9回の対戦では全てで敗戦を喫しており、そのなかで実に28得点も許してきた過去がある。ただトラップ不在の中で前半戦は5−1で勝利、逆に後半戦では2−5と逆に完敗を喫した。ここから見えてくるものは、一体何か?「集中力を切らされると、バイエルンにも脆さが出てくるということさ」と、トラップ。

 「ただ確かにあの時の勝利は特別な状況によるもので、どちらかというと以前の諦めずに報われたものを振り返るべきだとは思うよ。ただミスの代償は必ず払わされることにはなる。逆に僕たちは非常に集中して臨むこと。バイエルンから勝利をおさめるには、全てがうまくハマらなくてはならないものなんだ」と、言葉を続けた。


 なおその前半戦での勝利の立役者となった、フィリプ・コスティッチについては出場停止のために、今回のバイエルン戦では欠場を余儀なくされる。今回の試合を「不可能を可能にする戦い」と位置付けたアディ・ヒュッター監督は、「コスティッチは言うまでもなく、うちのキープレイヤーであり、我々としてはチーム全体でカバーしていくしかない」と、コメント。

 バイエルン戦については、「フレキシブルな、バリエーション豊富な彼らのプレーに対して、我々は多くの答えを準備しておかなくてはいけない。信じられないほどの柔軟なディフェンスをみせていかなくてはならないだろう」と述べ、「我々としては精力的に、アグレッシブにプレーしていくこと。決してスペースを与えず、そしてオフェンスでは勇気をもってプレーしなくてはいけない。相手にも守らせるためにね」と語った。「完璧なる1日が必要なのだ。相手を苦しめるためにはね」
 
【ドイツ杯準決勝:先発予想】
バイエルン:ノイアー – パヴァール, ボアテング, アラバ, デイヴィース – キミヒ, ゴレツカ – コマン, T.ミュラー, ニャブリ – レヴァンドフスキ

フランクフルト:トラップ – アブラーム, 長谷部誠, ヒンターエッガー – トゥーレ, コール, ローデ, チャンドラー – 鎌田大地, ガチノヴィッチ – ドスト
 


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