2020年07月11日
鎌田大地とフランクフルト、延長交渉の背景にあるものとは
鎌田大地は今シーズンのアイントラハト・フランクフルトにおいて、まさに新星のごとく登場してくれた選手の一人だ。現在は2021年まで残されている契約の延長に向けて、交渉が行われてはいるものの状況は複雑なものとなっている。
フランクフルトが日本代表MFを長期的に維持しようと考えるには、十分すぎるほどの理由がある。今シーズンに同選手は公式戦で10得点10アシストをマーク。シーズン終盤にはシルバにお膳立てした卓越したドリブル力を兼ね備え、そしてまだ23歳という年齢からも、これからさらにその市場価値を高める可能性を秘めている選手だ。
ただ問題となるのが、その鎌田との契約が来シーズンいっぱいまで残されているということにある。現在はコロナ危機により各クラブは財政面で打撃を被っているところであり、仮に移籍金を手に入れるという見方をするならば、フランクフルトにとっては稼ぐことは決して容易なものではない。にもかかわらず、このまま延長できなければ、来夏には無償で手放す可能性がでてきてしまう。
逆にそれは鎌田にとってみれば、より新天地候補となるクラブにとって魅力が増すという理由にもなるのだが、ただしそこにもリスクはある。確実にここで、2年目のジンクスを避けなくてはならないということだ。もちろん克服できる可能性はある。しかし必ずしもそうなる、とまでは言い切れない。
ちなみに二日前にドイツの大衆紙ビルトは、鎌田大地の日系の代理人が契約延長を望まず、交渉は頓挫したと伝えていたが、kickerが得ている情報では、状況はそれよりも少し複雑なようだ。むしろそれはフランクフルトの予算上の都合という部分もあり、相談役会もそこに絡む形で2年契約を用意。同様の流れは、先日延長を交わしたの長谷部誠に関してもあった模様。特にコロナ危機にあることを考えれば、お目付役が人件費に目を光らせることは、むしろ理にかなったものだともいえるだろう。
その一方で主力選手へと飛躍を遂げた鎌田にとっては、サラリー面の改善を目指すにあたって、有利な交渉材料を手にしているところ。ただそれでも、フィリプ・コスティッチとは異なり絶対不可欠とまではいかないことから、全てが何でも思い通りに、とまでは期待できないだろう。それでも伝えられるところでは、鎌田自身は残留の意思に変化はないようだ。
競技部門代表を務める、フレディ・ボビッチ氏は先週「私の考えでは、大地とは7月中にも長期契約を交わせるのではないかと思う」と、コメント。さらにビルト紙の報道後にも、改めて引き続き契約延長に向けて自信を示している。
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