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2020年08月27日

鎌田の動向不透明の中、鎌田のような飛躍を期すバルコク

Eintracht Frankfurt
アイントラハト・フランクフルト
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 現在、アイントラハト・フランクフルトの練習場では、アイメン・バルコクの姿を見てとることができる。7年前にフランクフルトの門をたたき、22才となって迎えるこの夏は、デュッセルドルフでの2年間の武者修行を経ての復帰を意味するものでもあるのだ。だがその2年間は、決して思うように事が運んだわけではない。

 ブンデスリーガデビューは、まさに誰もが夢見るような素晴らしいものだった。2016/17シーズンの第11節、当時まだ18才だったバルコクは、ヴェルダー・ブレーメン戦で後半75分から途中出場、ブンデスリーガデビューを果たすと、さらにこの試合の終了間際に決勝弾。ブンデス初得点をもマークしてみせたのだ。

 ニコ・コヴァチ監督から「期待の若手選手」としてそれからは主にジョーカーとしてリーグ戦27試合に出場。さらなる飛躍を期して、当時の昇格組デュッセルドルフへの武者修行を決断したものの、負傷の影響もあって2年間での出場はわずか18。ピッチ上での単純なミスも多く、トリックに走りがちな部分も見受けられる。

 そんな中で迎えるフランクフルトでの出直し。「監督は僕のことをトップ下やCMFでみているようだ」と明かす同選手の前には、セバスチャン・ローデやドミニク・コール、そして去就に揺れる鎌田大地らが待ち構える。再レンタルではなく飛躍を期すため「競争の激しさはわかっているけど、全力を尽くして監督を困らせる」ためには大きな飛躍もまた求められるもの。

 ただその点でバルコクにとっては、前述の鎌田大地がまさに好例として挙げられるだろう。同選手がシントトロイデンから戻ってきた直後、鎌田のここまでの飛躍を予想できた人は、そう多くはいなかったはずだ。「フランクフルトに生まれ、街を代表してここでプレーできる。それに勝るものはないよ」と、バルコクは意気込みをみせた。
 


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