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2020年11月13日

退団発表のアブラームに、ボビッチ氏「ぜひファンの前で別れを」

Eintracht Frankfurt
アイントラハト・フランクフルト
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 既報通りにダヴィド・アブラームが、アイントラハト・フランクフルトからの退団を発表した。クラブ首脳陣は翻意を試みたもののその努力は実ることなく、1月にヘッセン州を後にし、現役生活にピリオドを打って母国アルゼンチンへと帰国。先日にkickerに対して選手本人が明かしていたように、15年間に及ぶ欧州での生活にピリオドが打たれることになる。

 「ダヴィドからは当初より、彼の思い描くプランをしっかりと伝えてもらっていたし、全て話し合ってきたことだ」と、フレディ・ボビッチ競技部門取締役はコメント。「本来は、ダヴィドは今夏に母国へと戻りたいと考えていた。しかしコロナ危機を考慮して残留を決意してくれたことはうれしかったね」

 これまでアブラームはフランクフルトにて通算170試合に出場。2018年からはキャプテンを務めてドイツ杯優勝も達成。「ここ数年にわたり、一貫して好パフォーマンスを継続してくれていた。彼はクラブが描くポジティブな飛躍において重要な役割を果たしてくれたし、もちろん彼のような人間がいなくなることは非常に寂しいが、1月のシャルケ戦での別れの場では、ぜひファンの皆さんの前で迎えられればと思っているよ」

 決してこの別れの決断は、アブラームにとって容易なものではなかったようだが子供の成長を見守りたいという気持ちは、それを凌駕するものだった。「10代で故郷を離れて暮らしてきた」アブラームは、「4年前に父親になることができたけど、コロナ危機になってほとんど息子の顔をみることができていないんだ。子供の成長を見守っていく上で、この時間はかけがえのないものだよ」と、語った。
 


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