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2021年02月21日

バイエルン撃破弾のユネス、ハナウ事件の被害者に哀悼

Eintracht Frankfurt
アイントラハト・フランクフルト
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 土曜午後に行われたバイエルン・ミュンヘン戦では、六冠達成を果たした王者を相手にアイントラハト・フランクフルトは見事な戦いぶりを披露、最終的にホームにて2−1での勝利を収めてみせた。決勝弾を決めたアミン・ユネスは、試合後「ファンタスティック」なフランクフルトのパフォーマンスを称賛、チーム全体に対する「大きな賛辞」をおくった。

 とりわけこの試合の前半に関しては、フランクフルトの方が「非常に多くの良い」プレーをみせており、なかでもフランクフルト自慢のダブルトップ下が活躍。開始12分に鎌田大地のゴールを決めると、今度はその鎌田のアシストでユネスが前半30分に2−0とするゴールをマーク。その際に同選手は、あるTシャツを受け取りにいき、そしてそれを高々と掲げている。

 昨年2月19日に43才のトビアス.Rは、ハナウにて外国にルーツをもつ9人を射殺した後、自身の母親をも殺害して最終的に自殺したと見られており、連邦検察庁によると犯人には、深い人種差別的な見解がみられていたという。その事件から1年が経過したこの日、ハナウと同州にあるフランクフルトは開始前のウォーミングアップにて、被害者の肖像画が描かれたTシャツを着用してウォーミングアップを行っていたのだ。

 この事件に「とても衝撃を受けていた」ユネスは、改めてこの事件に対して、今回のパフォーマンスによって更に強いシグナルを送りたかったことを明かした。「決して被害者たちが戻ってくることはない。でも被害者の家族のみなさんには、僕たちが彼らのことを想っている。そう感じてもらえていると思う」
 


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