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2021年03月10日

「お爺ちゃん」長谷部誠、今季の目標は「CL出場」

Eintracht Frankfurt
アイントラハト・フランクフルト
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 長谷部誠は当初、今シーズン限りで現役生活にピリオドを打つことも考えていた。しかしながら月曜日には、37歳の日本人MFと2022年6月末日までの契約延長を発表。アイントラハト・フランクフルトを大いに沸かせた同選手が、水曜日に開かれたバーチャル会見にて、今回の延長について改めて自身の思いを語っている。

… 契約延長について: 「アイントラハトでもう1年プレーできるということは、僕自身でも驚いていることなんです。38歳を迎える来シーズンで、ブンデスリーガーとしてプレーできることを本当に嬉しく、誇りに思います。単純に凄いことだと思いますよ。2、3週間前にフレディ・ボビッチ取締役と朝食を共にした時に、彼から僕の考えについて質問されました。そこで僕はぜひプレーし続けていきたいと。そして1週間後には代理人の下に連絡がきて、そして全ての契約の準備が整ったという感じです。サラリー面での交渉は一切していません。また数週間前には監督とも話をしましたが、そこで監督からもぜひ続けていってほしいとの声をかけてもらいました」

… 現役引退のタイミングについて: 「サッカーでは物事は一気に進んでしまうものなので、まだその時期については明確に言葉にすることはできません。1年前には僕は、99.9%の確率でこの夏にやめようと思っていました。僕の気持ちとしては、来シーズンが現役サッカー選手としての、最後のシーズンになるのではないかと思いますね」

… 54歳でも現役を続ける、三浦知良選手について: 「毎年夏に日本でお会いして、ご一緒に食事をさせていただいたり、仲良くしていただいています。彼はとにかく素晴らしい!フィットネス面について多く話をしているのですが、ほぼアルコールは摂取しないですし、常に健康面に気を配って食生活を送り、日々2・3時間のケアを受けています。彼は僕の模範的存在です、ただあれほどまでに長くプレーすることを目標に掲げているわけではないですよ。あれは無理です」

… ボランチ復帰について:「ボランチでこれほどうまく機能するとは、正直自分でも驚いています。スタートは今年はじめのレヴァークーゼン戦でした。ずいぶんと久しぶりだったので、もうそこまで長い距離は走れないだろうと思っていました。またここのポジションは、リベロよりもプレッシャーがあります。ただありがたいことに、とてもうまく機能できていますね。これは今までに蓄積してきた経験による恩恵もあるのかなと。つまり試合をうまく読むことができているので、それが助けになっています。ジブリル・ソウほどには、走る必要がないんです。

… 今季の最高瞬間速度、時速33.3キロについて: 「それは計測機が壊れていたんだと思います。時速33.3キロは無理ですけど、ただそれはあまり大した問題ではないですね。総走行距離でいうと、僕はまだ長距離を走ることはできますが、ただリベロと比較するならボランチはより長い距離が求められ、時には12km近く走ることもあります。今のところはとても体調がよく、日常生活において特にルーティンを変えることもありません。毎晩、お風呂に入って、健康的な日本食を食べています。」

… チームメイトにつけられたニックネーム: 「チームメイトからは、ずいぶんといろんなニックネームをつけてもらいましたね。例えばレジェンド、おじいちゃんや、おっさんなんてのも(笑。日本では代表で8年主将と務めたことがもあり、そのまま「キャプテン」なんて呼んでくれますね」

… 今季の目標: 「もちろん、もう1度チャンピオンズリーグの舞台に立つということは、非常に大きな夢です。現在は4位につけていますし、現実的な目標だとはいえると思いますが、それでも謙虚さを常に失わないようにもしないといけません。ライプツィヒ、ドルトムント、ヴォルフスブルク、レヴァークーゼン、グラードバッハなど、ライバルたちとの直接対決がこれから控えています。今はまずライプツィヒ戦に集中していかないと。最終的に大きな目標を手にしていることを願っています」

… 無観客試合について: 「ファンたちの熱気に恋しさを感じます。早く戻ってこれるようになるといいですね。ファンの皆さんにぜひお返しをしたい、感謝の気持ちを伝えたいと思っています。つまりは、僕としては来シーズンにはぜひ、再び国際舞台にたち、欧州を舞台に戦う姿を、ぜひファンの皆さんにお届けできればと思っているところです」

… 引退後のキャリアについて: 「あとで監督になるのか、それともマネジメントをしていくのか。それは今のところはわかりません。ただ今のところは、監督ライセンスの取得にとても興味を持っています。ぜひそれをドイツで取得したいです。ここの指導コースは最高だと思いますし、実際に昨年のCL準決勝では、フリック監督(56歳)、トゥヘル監督(47歳)、ナーゲルスマン監督(33歳)と、ドイツ人監督が3人もいましたよね。」
 


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