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2021年04月02日

鎌田大地かヨヴィッチか、ヒュッター監督の決断は?

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 1月にレアル・マドリードからレンタルにて復帰して以降、即座にシャルケ戦にて途中出場から得点を決め、期待が大いに高まったが最近2ヶ月は音沙汰なし。果たして土曜日に控える、CL出場権かけた大一番でヒュッター監督は、どのような決断を下すことになるのだろうか?

 確かにヨヴィッチについてはレアルでの1年半、思うような出場機会を様々な理由から得ることができず、本来の姿に戻るまでには、ある程度の時間を要することは強調されていた。そしてシーズンも残り4分の1となり、ドルトムント、ヴォルフスブルク、グラードバッハ、レヴァークーゼンらとの戦いが続くこの4月において、その力を大いに発揮してもらいたいところ。

 しかしながらまだヒュッター監督の目には、ヨヴィッチには改善の余地があると映っている。「基本的にはルカに対して喜ばしくみているところではあるのだが、ただここ数試合では得点をすることができいないのでね。満足をしているとまではいえない」

 そして今回の代表戦期間において、セルビア代表からの召集を受けた同選手だったものの、ワールドカップ予選3試合では途中から短時間のみの出場。自信を蓄えて戻ってくることはできなかった。「あまり出場できていないから、できればここに残ってチーム練習をこなして欲しかったよね」と指揮官。

 ヨヴィッチのレベルはまだ、本来のところにまでは戻り切ってはいない。それでも「100%意欲的であり、そしてチームの助けにもなりたいと考えている。ウニオン戦ではシルバとうまく調和できる姿もみせた。得点はできなかったものの、3、4点目には関わっている」とコメント。

 ただ今回のドルトムント戦においても、ヒュッター監督がヨヴィッチとシルバによる2トップを起用するかどうかは、まだわからない。ウニオン戦で採用した理由の1つとして、ドイツ代表アミン・ユネスが出場停止にあったことが影響しており、つまりは今回ヨヴィッチか、それとも鎌田大地かの判断を迫られることにもなる。別の言い方をするならば、ダブルトップ下か、それとも2トップを選択するのか。

 「どちらでもいける。どちらのバリエーションにおいても、守備的にうまく取り組むことができるし、今のところはまだ決断はしていない」と強調。その中でも鎌田を起用した場合には、中盤におけるプレー、存在感を重視していくことになり、ヨヴィッチを起用した場合には前線での打開力を高めて、スピードを活かしカウンターアタックに適した人材を配置するといえるだろう。

 ただ2トップ採用のネックは、先日にラグナー・アッへが負傷離脱したために、FWには他にオプションが存在しないという点だ。「前半戦での手術から、彼はよく立ち直って非常に良い練習をみせ、ここのところは出場機会も得ていただけに、再負傷は本当に残念なことだよ」とヒュッター監督。

 また守備面においても守備の要、マルティン・ヒンターエッガーが筋膜の負傷のために「ドルトムント戦でプレーすることはない。まだチーム練習にも参加できず、リハビリをこなしているところなんだ。次節でも時間の戦いとなるよ。リスクはおかせない」と説明。加えて長谷部誠も、累積警告のために出場停止という状況に陥っている。

【4月3日22時半〜】
ドルトムントの先発予想(5位):ヒッツ – ムニエ, ジャン, フメルス, ゲレイロ – デラニー – ベリングハム, ダフード – ロイス, T.アザール – ハーランド
負傷,etc.:サンチョ (筋肉系の負傷), シュメルツァ (膝の手術), ヴィツェル (アキレス腱断裂), ザガドゥ (膝の手術)
フランクフルトの先発予想(4位):トラップ – トゥータ, イルザンカー, ヌディカ – ドゥルム, ソウ, ローデ, コスティッチ – 鎌田大地, ユネス – シルバ
負傷,etc.:アッヘ (腱断裂), 長谷部誠 (出場停止), ヒンターエッガー (筋損傷), トゥーレ (腱の損傷)
  


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