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2021年04月12日

エレガントさとタフネス、鎌田大地が示す存在感

Eintracht Frankfurt
アイントラハト・フランクフルト
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 今シーズン既に13アシスト、5得点をマークし、CL出場権争いの大一番でも、ヴォルフスブルク戦で今季1番とも言えるパフォーマンスで応えて見せた鎌田大地に対し、試合後アディ・ヒュッター監督は「彼は見事なまでのパフォーマンスをみせ、この試合における最高の選手となっていたよ」と賛辞を送った。

 とりわけ開始6分でリードを許す苦しい展開も、わずか2分後にはその正確なシュートによって再び試合を振り出しに戻して見せると、さらに後半開始早々に同点とされた数分後には、今度はヨシプ・ブレカロからボールを奪取し、そしてその後にアンドレ・シルバへと御膳立て。とりわけ後者の場面については、鎌田による守備面での精力さの賜物であり、対人戦勝率53.8%は、トップ下として立派な数字。総走行距離11.32kmは、ジブリル・ソウに次ぐ(12.4km)、2番目の数字だ。「ボールを持った時、持っていない時も、彼のその精力的な姿勢に私は100%満足している」と指揮官。

 ただ今後の数試合に目を向けた時、ヒュッター監督にとっては更なる、贅沢な悩みにも直面したとも言えるだろう。鎌田のここのところみせる活躍は、アンドレ・シルバとルカ・ヨヴィッチの2トップと同様に、チームにとって欠かすことのできない要素となっており、そのため先日に負傷して交代していたアミン・ユネスは、グラードバッハ戦でもベンチスタートとなる可能性が高いだろう。逆に長い間フランクフルトでは、鎌田とユネスのダブルトップ下が、シルバの背後で機能しており、まさに贅沢な悩みが生まれてしまった格好だろう。

 特に今回のヴォルフスブルク戦では、9試合ぶりの得点を決めるなど結果も残したヨヴィッチについて、ボビッチ競技部門取締役は「我々は常々、ルカが後の方になって、我々の助けとなってくれるだろうと繰りかえしてきた。彼は全てを受け入れ、自分の厳しく取り組んできたんだ。今は落ち着きと試合向けのコンディションを整えている。」と説明。ヒュッター監督は「4月の重要なこの局面で、良い結果を残すことができれば、チャンピオンズリーグ出場への可能性はどんどんと高まってくる」と意気込みをみせた。
 


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