ドイツ最大のサッカー専門誌 - kicker日本語版

2021年04月16日

残留宣言から間も無くして移籍のヒュッター監督「私は嘘つきではない」

Eintracht Frankfurt
アイントラハト・フランクフルト
  • このエントリーをはてなブックマークに追加


 来季より移籍が発表されたばかりのボルシア・メンヒェングラードバッハ戦を前に、プレスカンファレンスへと出席したアイントラハト・フランクフルトのアディ・ヒュッター監督は、その席で改めて自身が決して「嘘つき」ではなく「正直者」であることを強調。2月28日に残留を宣言した際には、全く移籍について考えになかったと訴えた。

 そしてその考えに変化が生まれたのはその直後に発表された、フレディ・ボビッチ競技部門取締役による退団希望にあったという。「もしも多くの変化が起こるということであれば、私にも将来を考える権利はあると。そして私は変化を求めることにしたんだ」だが本当にあの時、ヒュッター監督はボビッチ氏の退団希望を知らなかったのだろうか?少なくともホルツァー相談役会会長は3月2日のプレスリリースで、3週間前にボビッチ氏から希望を耳にしていたと明かしていることからも、全く把握できなかったことは控えてに言っても驚きだ。

 おそらくはヒュッター監督の移籍の決め手となったのは、ボビッチ氏の退任希望にあったわけではないだろう。またもう1つ、ヒュッター監督の発言と手にしている情報との食い違いも存在する。kickerが得た情報によれば既に2月の時点で、ヒュッター監督とボルシア・メンヒェングラードバッハとの間では意見交換はスタートしていたものの、「私は代理人に、(3月下旬の)代表戦期間までは、何も耳にしたくはないと伝えていた。最初の話し合いは、代表戦期間に行われたもので、議論を重ねた結果で最終的に納得したんだ」と述べている。

 ただしヒュッター監督はそれと同時に、フランクフルトのファンたちが抱く不快感についても理解を示しており、「そういった人々の失意については理解している。ただ重要なことは、なぜそういう決断をしたのかを、私自身でちゃんと理解できることだ」と説明しつつ、「最後まで私はアイントラハトのために力の限りを尽くす」と宣言。「私はこれまで以上にハングリーさは増している。フランクフルトの関係者全員が、歴史を刻みたいと願っており、実際にそれにふさわしい」と述べ、CL出場達成という最高の形で有終の美を飾ることで、「私も落ち着いてクラブを後にすることができる」と語った。
 


  • ブンデスリーガ・各チーム情報