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2021年05月15日

長谷部誠「積み上げてきたものを崩す訳にはいかない」

Eintracht Frankfurt
アイントラハト・フランクフルト
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 地元紙フランクフルター・ルンドシャウでは、アイントラハト・フランクフルト所属、長谷部誠のインタビュー記事を掲載。現在はコロナ対策として隔離合宿中にあり、チームと密に過ごす日々となっているが、息苦しさなどは「全然ないです。それに現状では残り2試合に全てがかかっているので、むしろ好都合だと思う。皆で共に過ごし、話をすること。コミュニケーションが非常に大事な時期です」と語った。

 先日のマインツ戦では1−1の痛み分けに終わり、ドルトムントにCL出場圏内4位の座を明け渡してしまったが、「もちろん大きな失意は抱えましたけど、まだ終わっていない。自力は消滅してもまだ十分にチャンスはある。そう確信している」と前を向き、勝ち点2を取りこぼしたが「これまでにも僕たちは引いてくるチームを相手に苦戦した。例えばブレーメン戦など」と指摘。「でもここ数試合では一貫性に欠けていた。それも重要なポイントであり、改善点でもあります」と言葉を続けている。

 その一方で、ヒュッター監督の移籍発表から4試合で1勝、勝ち点4という数字については、「これまで似た状況を2度経験してきました。フランクフルトでコヴァチ監督、ヴォルフスブルクでマガト監督だった時です」とコメント。「でも結果は2度ともタイトル獲得でした」と振り返っており、コヴァチ監督はドイツ杯優勝を手土産に、マガト監督はブンデス制覇を手土産に、バイエルンへと渡っていった。そのため「今回3度目のチャレンジも成功したい、CL出場はフランクフルトにとってタイトルと同等の意味をもつものです」と意気込みをみせた。「目標達成には意思の強さが問われるもの。そしてこのチームにはそれがあると思う」

 また移籍発表後のチームの変化については、「特に変わりません。僕たち全員がアイントラハトへの貢献のためにプレーしている。それがメインであり、全て。監督や役員らのためではありません。ファンたちがいるクラブの存在より大きなものなどありません」と説明。「ヒュッター監督は3年前からここえ素晴らしい仕事をしている。その積み上げてきたものをここで崩すわけにはいかない。いろんな意見があるのは理解していますが、だからどうこうという問題でもない。全員が一丸となってクラブのために全力を尽くすということです」

 そして経験豊富なベテランとして、若手選手への声かけについて問われると、「若い選手が頑張っていく必要はもちろんありますが、僕たちベテランももっと頑張らないと。ヒンターエッガー、チャンドラー、ローデ、コスティッチ、イルザンカー、そして僕みたいな選手がリーダーシップをとり牽引していく。それが重要です」と長谷部。なお最後にインタビュアーから来季の監督への期待することについて質問を受けると「無関心ではないですが、今は2試合に集中しています。SDは既にいますし、すぐ決まるのではないでしょうか。できれば僕よりも年上がいいです」と笑顔で答えると、長谷部自身がやるというのは?と返され、「いやいや(笑」と長谷部。「ライセンスがないですしね」との言葉で、今回のインタビューは締めくくられた。
 


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