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2021年05月16日

ヘルマン氏、ボビッチ氏やヒュッター監督の発言を批判

Eintracht Frankfurt
アイントラハト・フランクフルト
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 これは果たして謙虚さの表れなのか?それとも自己批判によるもののなのか?土曜午後に行われた最下位シャルケ戦にて敗戦を喫し、一時は大きく近づいたCL出場への夢が大きく遠のいたフランクフルトだが、ヒュッター監督とボビッチ取締役の口からはむしろ、ヨーロッパリーグ出場が成功であるとの強調がなされた。

 しかしながら両氏は共に、フランクフルトがクラブ史上初となる快挙に臨む最中にあって、他クラブとの移籍交渉へと臨み、そしてボビッチ氏はヘルタ・ベルリンへ、ヒュッター監督はグラードバッハへの移籍を発表するなど、クラブよりも個人のことを優先してきた背景がある。確かにヒュッター監督の契約には例外条項が含まれていたとはいえ、明らかにそれが招いたものは逆効果であり、チームに混乱を招き、信用を失ってしまったことは否めない。一時は5位ドルトムントと勝ち点差7あったにも関わらず、最終節を前に逆にCL出場が潰える危機に瀕した。

 それでもボビッチ氏は、このようなパフォーマンスの低下が「今は私や監督の去就に聞い人すると言われているが、それはあまりにも表面的なものであり、私の考えではそれは的外れだよ。チームワークの良さや、成功への意欲というものが失われるようなことは起こっていない」と説明。しかしローデのような有力選手でさえ、試合後に監督交代がパフォーマンスに悪影響を及ぼしたことを認めている。確かに開幕前、そして年明けの順位を踏まえれば、ヒュッター監督の指摘するように「5位は非常に良い結果」だといえるのかもしれない。だがそれこそあまりに短絡的だろう。

 kickerに対してアクセル・ヘルマン取締役は、「マインツ、そしてシャルケ戦の2試合で、勝ち点1つしか獲得できないのであれば、それは競技的にみて失敗だと言える」と明言。「シャルケ戦でみせた戦いぶりは、あまりに不甲斐ないものであり、そこで5位という結果を喜んだり、成功だと強調するのは場違いというものだ」と、むしろ「誤ったシグナルだ」と糾弾。ドルトムントが日曜にマインツ戦で勝利した時点で「歴史的チャンスを逃したことなる」との見方を示しており、仮にマインツが勝利してもCL出場のチャンスは「最小のものに落ち込んだ」ことに変わりはないのだ。
 


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