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2021年07月14日

五輪サプライズ招集のアッへ、大好きな「たくさんのアニメ」と共に日本へ

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 危うく真夏の夜の夢を告げるその連絡を、ラグナー・アッへは逃しそうになっていたという。「ちょうど自分の部屋にいて、眠ろうとしていたところだったんだ。そしたら、シュテファン・クンツ監督からの電話があったんだよ」ちょうどドイツ代表では、ハンブルガーSVのヨシャ・ヴァグノマンに加え、FCアウグスブルクへと移籍した二クラス・ドルシュの代表不参加が明らかとなっていたところ。そこで白羽の矢がたったのがフライブルクのケヴェン・シュロッターベックと、フランクフルトのラグナー・アッへだったのだ。

 「すっごく嬉しかったね。だって負傷による長期離脱があったので、僕は全くそれを期待していなかったから」と振り返ったように、アイントラハト移籍1年目は大腿の負傷のため、数ヶ月間におよぶ離脱を余儀なくされていた。加えて確かに2019年秋に当時スパルタ・ロッテルダム時代にドイツU21代表から招集を受け、クンツ監督からそれ以降の成長曲線に賛辞が贈られる22歳ののアタッカーではあるものの、それでも今夏のU21欧州選手権では招聘さえ見送られていたのだ。
 
 そんなサプライズによる追加招集という状況ではあるものの、アッへはすでに開催国のことは多少なりとも知識を持っているという。「いくつかの日本語を知っているし、わかるよ」と述べているように、大のアニメ好きということから「たくさんのアニメを見てきたからね。それで多少なりとも単語は知っているんだ。」と説明。当然のことながら今回の「日本へのフライトには、かなりの数を用意して、機内で見るつもりさ」と付け加えている。

 どうやら言語面での問題は、アッへにとってはさほど大きなハードルではないようだ。それでは本分であるサッカーの部分ではどうか?「今はまた復調を果たしていて、いい感覚を覚えているところだよ」とアッへ。一方でドイツサッカー連盟ヨティ・シャッツィアレキシウSDは、「当時はあまり知られていなかった、2016年のセルゲ・ニャブリのように盛り上げてほしい」と、日本がアッへにとってブレイクの場所となるよう期待。ニャブリは前回大会で6得点を決めたのを皮切りに、バイエルンでスター選手としての階段を上がっていった。「ラグナーにはクオリティがあるし、彼には可能性がある」とシャッツィアレキシウSD。「これはチャンスでもあるんだ」と言葉を続けた。
 


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