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2021年07月20日

長谷部誠「息子でもおかしくない年齢」の若者と切磋琢磨

Eintracht Frankfurt
アイントラハト・フランクフルト
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 アイントラハト・フランクフルト公式サイトでは、長谷部誠のインタビュー記事を掲載。ここまでの準備期間の印象については「とても状態は良いと思いますし、チームもとても良い感じできていると思います」と述べ、「新しい監督を迎え、選手たちはゼロからのスタート。たくさんの競争相手がいて、僕もチームの中で居場所を確保するために努力しなくてはいけませんが、ただそれは僕たちはもう慣れっこですし、毎シーズンのはじめはそういうものです」と語った。

 その新監督の印象については、「グラスナー監督の下では、2週間半練習をしました。攻守両面で細かな作業を行なっているところです。今までは守備面に集中していましたが、これからは攻撃面にも力を入れていきたいと思います。彼の人柄についてはとても感銘を受けました。これは僕にとって非常に重要な要素です」とコメント。「彼はオープンでコミュニケーション能力が高いという印象で、彼のプレー哲学とフランクフルトが掲げる哲学にについて、じっくりと話をしました。昨シーズンのヴォルフスブルクでは、非常に失点数が少なかったですし、その安定性を自分たちのプレーにも取り入れていきたいところです。多くの得点を決める事ができましたが、同時に多くの失点を抱える結果にもなりました。僕たちはそれを変えていきたいと思います」との考えをみせている。

 一方で共に汗を流す、若手選手たちの印象については「すごいですよね、もう16歳といったら自分の子供であってもおかしくはない年齢です(笑。例えばアリ・アクマンは常に僕の後でウォーミングアップをしていて、僕がエクササイズする様子をみています。そしてロッカールームでの行動についても見ていますね。ピッチ上でも、そしてロッカールームでも模範的にならないといけないと思いますし、そういう自分でありたいとも思っています」と長谷部。

 そして自身のポジションについて問われると「ヴィースバーデン戦ではボランチとしてプレーし、土曜日の試合では3バックの中で起用されました。監督はまだどのフォーメーションでプレーするのか、どのポジションで僕を起用したいと考えているのか、まだ決めてはいないと思います」との見方を示した。「あらゆる可能性を試しているところで、僕自身は両方のポジションでプレーすることが可能です。常に準備をしています。ただ昨シーズンにこの年齢で、ボランチとしてあれだけのプレーをしたことには、自分でも驚きました。今はフィジカル的にも非常に良いものを感じているところです。」

 そこでまだまだキャリアの終わりは見えないですね、との言葉には「もっと自分自身、成長していきたいですし、チームの中で居場所を確保していきたい。実は約1年前では、今度の夏で自分のキャリアを終えようと思っていました。でも計画はいつでも変更できるもの。僕は元気ですし、それならサッカーはできます」と、元日本代表主将。

 そしてフランクフルトでは、現在キャプテンは空位となっているが、このことについては「キャプテンは非常に喜ばしいものとは思いますが、ただそれは監督が決めることです。それに若い選手たちが、もっと責任を負うべきだとも思います」と語った。「そろそろ次世代に引き継ぐべきなのかもしれません。候補者はたくさんいます。ただ僕が今、誰かを得点することなんてできませんし、そんなつもりもありません」
 


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