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スカパー!ソース: |  2021年08月29日

コスティッチのストライキを、荒立てないよう努めるフランクフルト

Eintracht Frankfurt
アイントラハト・フランクフルト
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 土曜午後に行われたアルミニア・ビーレフェルト戦にて、メンバー入りが見送られていたフィリプ・コスティッチについて、マルクス・クレーシェ競技部門取締役は改めて「基本的にフィリプが構想内であることは事実。非常に重要な存在だ」と強調しつつ、「圧力をかけるようなことは決してあってはならないよ」とコメント。「我々はこれまで良好な時間を過ごしてきたのだから。」と言葉を続けた。

  なおグラスナー監督によれば「フィリペは私のコーチオフィスにきて、移籍への希望を伝えてきた。ただそこで3者の関係性があることを強調しており、その日の午後2時からの練習に姿をみせることを期待していたものの、そうすることはなく、連絡も取れず、携帯の電源は斬られていた。これには悪い意味で驚かされた」と説明。

 ここのところ練習参加を拒否していたコスティッチは移籍を強く希望しているとされており、伝えられるところによればその移籍先候補となっている、ラツィオ・ローマから具体的なオファーも提示されている模様。ただクレーシェ氏はインタビューの中でその金額などについて明かすようなことはなく、「人は時に過ちを犯すもの」との姿勢を示して、「本当に良い人間でここで多大な貢献もしている選手。何が彼を浮き動かし、あのような行動をとったかはわからないよ」と疑問を呈している。


 そのクレーシェ氏と共に今夏より就任しているグラスナー監督は、契約を残しながら退任していった前任者、ボビッチ競技部門取締役とヒュッター監督の時から続いてきた不安定さによるものと考えており、「新しく2人が入ったからといって、一新されるものでもない」と説明。ただそれを言い訳にすることなく事態の打開をはかるため、クラブが一致団結して立ち向かうことの重要性を説いた。

 そして最終的にビーレフェルト戦での前線は、鎌田大地を除く3人が今夏加入の新戦力という布陣で臨み、1−1と痛み分けで試合終了。マルティン・ヒンターエッガーは「新しい若い3人。彼らにはまだ時間が必要」と庇いつつ、またコスティッチについても「今は事を荒立てるべきではない」と述べ、「そのうちこれも過去のものとなるさ」とし、「クラブのために多大な貢献をしてくれた選手で、みんな彼に感謝しているし、ぜひ残って欲しいと思っているよ」と擁護している。 
 


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