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2021年10月21日

岐路に立ったフランクフルト、グラスナー監督の「若干の調整」で好転に?

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 木曜夜に開催されるヨーロッパリーグGL第3節オリンピアコス戦からは、8月に左膝の関節内視鏡手術を受けていたセバスチャン・ローデが復帰を果たすことになるが、今のオリヴァー・グラスナー監督にとって重要な課題は、いかにしてチームのパフォーマンスを明らかな改善へと導けるかということだ。

 国内リーグでも好調なギリシャ王者との対戦を前に、指揮官は「彼らはここまで流れから失点したのは1つだけで、それ以外は全てセットプレーによるものだけだ。非常に組織化されており、常に素早いカウンターを繰り出せるだけでなく、ポゼッションからもうまく打開策を見出してくる。非常に難しい試合となるよ」とコメント。

 そして週末のヘルタ・ベルリン戦の時のように、選手たちが試合中の苦境に陥ってしまっても、決して冷静さを失わないことを願っている。「あのときはすぐに失点してしまったことで、急いで同点にしなくてはと我々は慌ててしまい、多くのミスを犯してさらに不安に駆られていった。冷静な判断と自信が必要であり、それができれば試合を通じてしっかりと相手と渡り合っていけるだろう」との見方を示している。

 果たしてその中で、どれほど先発メンバーを変更してくるかはわからない。ただそれでも不振が続く今夏加入の新戦力、サム・ラマース、イェンス・ペッター・ハウゲ、イェスパー・リンドストロームらに代えて、鎌田大地、ゴンサロ・パシエンシア、そしてラファエル・ボレらへの入れ替えは、むしろ当然の流れといえるのではないか。また長谷部誠ら守備に関しては3バックか、それとも4バックを採用するかにも左右される。

 だがグラスナー監督にとって確かなことは、決して一気に全てを変えてしまうようなことは避けるということ。「全てに疑問を投げかけて、海に投げ捨ててしまうことは、決して重要なことなどではない。全てをリセットして最初からやり直すのではなく、攻守の小さな歯車を調整していくということ」と説明。果たしてそれで明らかな改善が見られるか?これから次の代表戦期間までの2週間半が、フランクフルトの残りシーズンを大きく左右する可能性もある。
 


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