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2021年12月06日

鎌田大地「ファンからそこまで好かれてない」グラスナー監督は擁護

Eintracht Frankfurt
アイントラハト・フランクフルト
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 今夏にはセビージャ、トッテナム、ACミランなど、移籍先候補が浮上しながら、最終的にアイントラハト・フランクフルト残留を決意した、鎌田大地。だが今季より就任したオリヴァー・グラスナー新監督の下、当初は苦しい出だしをみせていたが、ヘッセンシャウとのインタビューにて同選手は「難しいシーズンを予想していたし、その通りになった」とコメント。「昨季から一新して、皆ゼロからのスタートとなった。選手の入れ替わり、フォーメーションの変更、練習方法のルーティンまでも代わり、プレーでは守備の背後を突くことも増えてきた。最近はこういう感じというプレーができてきており、一歩踏み出せた感じですね」

 特に最近ではダブルトップ下が功を奏し、コスティッチとの息のあったコンビネーションもみられるが、「復帰から彼と仲良くしている。ボールを預けてくれ、互いにどう動くかも知っている。ピッチ上で息が合っているし互いに信頼し合っているよ。再び左サイドに寄ってプレーする事はチームにとって良い事だ」と説明。だがファンからの信頼については、「ファンの中には、僕のスタイルがあまり気に入らない人もいるというのは知ってる」と述べ、「フランクフルトでは家族と共に居心地良く過ごし、同僚たちなどとも関係は良好」ながら、「ファンからは。そこまで好かれているというわけではない。それは知っています」と鎌田。

 なおこのことについてグラスナー監督は、一部ファンからのプレースタイルへの批判の声について、「毎試合12km走破している」と称賛。サッカーIQの高さも指摘しつつ、ただ外からみたときに内向的な印象を受けるかもしれないが、「非常に精力的にプレーしている」と鎌田を後押ししたと「SGE4EVER.de」にて伝えている。ただもう1つのポイントとしては、自ら口にしているように「今季のリーグ戦において、なぜ得点とアシストがここまでうまくいかないのか。自分でもよくわからない」という「謎」にもあるだろう。特にヨーロッパリーグでは15試合で9得点、2アシストをマークしていれば尚更のことだ。

 その一方で鎌田については、2023年まで残す契約を踏まえて、移籍金が手に入る来夏の去就にも注目が集まるところ。「特に代理人とは連絡をとっていませんし、だから仮に問い合わせがあっても僕にはわかりません。それにそのことについて、いま相談するような必要性も感じませんし」と強調。なお同僚の長谷部誠からは、「まだ25歳という年齢で、まだまだこれから大きな可能性を秘めている。ただまずはここでもっと得点を決めて、決定力を見せつけられるようにならないと。二桁決めるようになれば、ビッグクラブへの移籍も想像できるかもしれませんが。ただできればこのまま、ここに留まってほしいですけどね」と助言、そしてこれを伝えたドイツの大衆紙ビルトは”決定力の向上次第でトップクラブからの触手は時間の問題”との見方を伝えた。
  


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