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2022年01月02日

フランクフルト期待の星、ブランコが半年でバルサ移籍へ

Eintracht Frankfurt
アイントラハト・フランクフルト
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 昨夏にはアイントラハト・フランクフルト期待の星として迎え入れられた、ファビオ・ブランコ。しかしながらわずかその半年後には、その夢はもろくも崩れさる結果となってしまった。バレンシアのU19からフリートランスファーにて、2023年までの契約を締結し迎え入れていたスペインユース代表は、すでにFCバルサへの移籍目前へと迫っているところ。ひとまずはセカンドチームにてプレーしていくことになるという。

 以前よりブランコの退団の可能性は指摘されており、ここのところは移籍先との交渉のため練習から解放。そして日曜日にクレーシェSDは、kickerに対して「ここから離れる可能性は極めて高い」ことを認めた。今回、これほどまでに早く関係の解消へと至った理由、それはブランコの代理人側が余りにハードルを低く見積もっていたことにある。「国際的に活躍するクラブへ、非常に若い年齢で加入するとなれば、なかなか練習時間は得られないもの。それに加えて新たな環境、言語、大人のサッカーになれていかないとうけない」と、以前にグラスナー監督は語っていた。

   つまり過密日程によってトップチームでは思うように練習を行えないことから、セカンドチームをもたないフランクフルトではむしろ、Aユースで実践経験を積むことは理にかなった選択肢といえる。しかし「状況は複雑」とマンガTDが理解を示すのは、本来バルサやレアルなどであればセカンドチームでプレーできたものを、フランクフルトに来てAユースでプレーすることが「理解できないこと」なのだ。「わざわざフランクフルトにきたわけで。悪く言うつもりはないが、それでもレアル、バルサ、ユベントスとは響きが違う。不満を抱くのは致し方ないことだよ」

 無論それは当初から分かりきっていたことではあるものの、それでもフランクフルト首脳陣はもっと意識的に取り組むべきところもあったのではないか。もっと現実的な期待値を、選手や公の場に向けても表現していくべきだったのではないか。そういった詰めの甘さについてはクレーシェSD、グラスナー監督はどこかで指摘される時が来るかもしれないが、ただ一方で財政的にはこの半年間でフランクフルトに利益をもたらすものとなっており、kickerが得た情報によれば移籍金は50万ユーロ、さらに成果や次回売却に応じて数百万ユーロに及ぶ契約が締結されたようだ。
 


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