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2022年03月04日

長谷部はベンチ?グラスナー監督はヒンターエッガーを絶賛

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 ここのところ特にアイントラハト・フランクフルトでは、ビルドアップ面での問題を抱えていたことを思えば、このタイミングで長谷部誠が復調を果たしたことは実に好都合だと考える人も少なくはないだろう。しかしながらオリヴァー・グラスナー監督が実際に今回のヘルタ戦にて、元日本代表主将を起用するかどうかは定かはない。

 普通にみれば土曜日の試合における長谷部の起用は”鉄板”といえるだろう。そのサッカー選手としての資質と、優れた視野の広さをもつ同選手は、課題となって久しいビルドアップ面での改善で決定的な存在にもなれるはずだ。実際に長谷部誠が先発出場した試合の勝ち点数は1.44。先発では無い時の1.2よりも2割増しという結果を生んでいる。

 「誠が復調を果たしたことは喜ばしいことだよ」と語ったグラスナー監督ではあるのだが、「マルティン・ヒンターエッガーは明らかに上昇気流に乗っている。それも非常に喜ばしいことだよ」とも強調。「今週の練習は私がここにきて以来、ベストの状態といえるものだった。彼は本来の力を取り戻しつつある」と述べている。

 この言葉が駆け引きという意味合いでないのであれば、今回のヘルタ戦でも3バックの中心にはヒンターエッガーが据えられるということになるのだろう。一方で長谷部にとっては逆にみて、以前に長年に渡りプレーしていた中盤でプレーする機会が生まれたとも言えるかもしれないが、しかしながら非常に総力が求められるポジションに、果たして38歳の起用を決断することができるか。少なくとも疑問符はつく。

 むしろ出場停止明けのクリスティヤン・ヤキッチが、ジブリル・ソウと並んでプレーする可能性が高い。ただビルドアップという課題についてはどう対処するのか?現在の決定力不足についてクレーシェSDは、kickerに対しプレーメイクの向上の重要性を説いており、「攻撃の問題が世間で議論されるのは理解できるが、それは症状であって原因ではない。最終的にはより早くゲームを組み立て、前線でより明確にプレーし、テクニックを駆使して再び多くの得点チャンスを作り出すことだよ」と語っていた。
 


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