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2022年06月10日

ヒンターエッガーが更なる騒動、今度は極右関連の問題

Eintracht Frankfurt
アイントラハト・フランクフルト
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 最近では今冬にアイントラハト・フランクフルトから、夏に移籍すべきと言われたと公の場で発言し物議を醸したばかりのマルティン・ヒンターエッガーだ。水曜日の夜にフリーランスのジャーナリストで、作家のミヒャエル・ボンヴァロット氏が、オーストリアにてそのヒンターエッガーと、極右とみられる人物が共に、オーストリアの故郷でイベントを開催することを報じた。そのイベントは6月16〜19日にかけて行われる「ヒンティカップ」であり、プライベートによるサッカー大会や、ライブなどのイベントが開催される。

 そしてそのイベント自体を運営する有限会社ヒンティ・イベントというのが、「マルティン・ヒンターエッガーと、オーストリア自由党のハインリッヒ・シックル氏ともう1人が、同額の1万2000ユーロを出資して設立された」ものだという。開催場所はそのシックル氏と、同じくオーストリア自由党で元大臣の母エリザベス・シックル氏が所有するアルベック城であり、ボンヴァロ氏によればシックル氏には右翼的な人脈が確認され、右翼過激派『アイデンティタリアン・ムーブメント』に物件を貸与。さらに同団体への寄付者の中に名前が含まれている他、その黒幕といわれるゲッツ・クビチェク氏との関係についても指摘。

 いったいヒンターエッガー自身がどれほどまで、このシックル氏の事を把握していたかは知る由もない。ただ確かなことはシックル氏と右翼との繋がりは、グーグルなどで用意に検索できるものであり、今後の所属するアイントラハト・フランクフルトや、オーストリア代表のサッカー連盟の対応などにも注目が集まるところ。クーリエ紙によれば連盟はすでに、ヒンターエッガーに対して、声明を出すように求めていたようだ。


 そしてまもなくして同選手は自身のインスタグラムの中で、今回のことについて説明。「僕はシックル家の過去や今後の活動などにして、全く知らないし、ただサッカー大会が開催されることを望んでいたんだ。でもヒンティ・カップというイベント自体、別の形での開催も考えることになる」と述べた上で、「僕は現役時代を通じて、そしてブライベートにおいても、世界中に友人がおり、僕が右翼的であるという非難に対して明確に異議を唱えるとともに、あらゆる差別に対して立ち上がり続けていく」と強調した。
 


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