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2018年11月13日

「本来ならイケてない方の足で」見事なゴールを決めた宇佐美貴史

Düsseldorf
フォルトゥナ・デュッセルドルフ
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 フォルトゥナ・デュッセルドルフを呪縛から解き放ったのは、この男だった。6連敗、267分間無得点、そして第3節以来いちどもリードすることができなかったチームにとって、宇佐美貴史が左足で決めたその豪快なシュートはその全てから解き放つことを意味したものだったのだ。

 地元紙エクスプレスは、そんな宇佐美のコメント掲載。「ファーストタッチが本当にいい感じだったんです。普段なら、練習で左足で蹴ると余りイケてないんだけど」と笑顔をみせて明かした同選手は、「ただ昨シーズンでも、ザンクトパウリ戦で左足から決めてはいるですけどね」と言葉をつづけた。

 だがエスクプレス紙は、”特に利き足とは逆と考えれば、センセーショナルなシュートテクニックだ”と評価。今シーズンはロシアワールドカップ参加と長引く移籍交渉で出遅れ、第6節で初先発するも、kicker採点4.5。フンケル監督はその時について「まだ時期尚早だった」と明かしているが、最近公式戦3試合ではいずれも先発出場。2試合でフル出場しており、そのギャップは既に埋まってきているようだ。

 宇佐美は「あのゴールは、チームにとってとても重要なものだったと思います。」と述べ、「僕たちは意欲的に、とてもうまくプレーしていました。全員が一丸となって戦っていましたね。あれこそ僕たちのサッカー。ああいう戦いを続けられれば、また順位はよくなっていくと思います」とコメント。

 それでもまだ、最下位シュトゥットガルトと勝ち点で並ぶ、自動降格圏内17位に転じているところだが、しかし宇佐美によればチームの雰囲気は一変しており、「6連敗だったので難しいところがありました。みんな頭が下がってしまっていたと思います。でも今は随分よくなってきました。やっといい週末を迎えられましたね」と喜びを語っている。
 


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