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2019年01月11日

デュッセルドルフ:昇格導いたフンケル監督が今季限りで退団!

Düsseldorf
フォルトゥナ・デュッセルドルフ
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 後半戦での開幕戦を1週間後に控えた金曜、1部残留を目指し戦うフォルトゥナ・デュッセルドルフから驚きの知らせが突如舞い込んできた。昨季に2部優勝で1部復帰へと導いた、フリードヘルム・フンケル監督との今季いっぱいまでの契約更新で合意には至らず、そのまま今夏にチームを後にすることが明らかとなっている。

 「フォルトゥナ・デュッセルドルフとフリードヘルム・フンケル監督は、今後も共に取り組み続けていくことにむけて、今回のトレーニングキャンプ中にいい話し合いを行なってきました」と公式ページにて見解を示したデュッセルドルフは、「後半戦での改善を見極めたいという我々の提案に、フンケル監督との合意を得られず、そのため今シーズンいっぱいで終焉を迎える結果となりました」と説明。

 デュッセルドルフのロベルト・シェファー代表はさらに説明を加えており、「基本的なスタンスについては受け入れられていたのだが、しかしフンケル監督は今冬の中断期間中での早い解決策を求めていた。だから我々は合意点を見いだすことができなかったんだ。そのフンケル監督の考えを尊重すると同時に、合意できなかったことについては非常に残念に思う」と言葉を続けた。 「今はクラブ全体、フリードヘルム・フンケル監督、そしてチームが一丸となって、ブンデスリーガ1部残留に向けて邁進していくよ」

 2016年3月にフォルトゥナ・デュッセルドルフの指揮官へと就任したフンケル監督は、かつては乾貴士や大迫勇也を指導した経験をもつ人物であり、一昨夏に宇佐美貴史を、昨冬には原口元気を、それぞれレンタルで獲得。見事ブンデス2部優勝を果たし、古豪を5年ぶりの1部復帰へと導いた。

 そして昇格初年度となった今シーズンでは、前半戦では残り1週間を切ったところで勝ち点わずか9と最下位に沈んでいたものの、その最後の1週間で行われた3試合で見事3連勝をマーク。そのうちの1つは、今季これまで無敗を続けていた首位ボルシア・ドルトムントにつけた、今季ここまで初黒星というおまけつきとなり、一躍安全圏内となる14位での折り返しに成功している。


 フンケル監督は「もちろん、私はまったく異なる見解をもっている部分がある」と述べ、「これまでの監督生活27年間で一度も味わったことのないものだ」とコメント。「我々がこれまでに確かに積み上げてきたものがあったのに」と悔しさをにじませた。

 その一方で「フォルトゥナで過ごしている時間、コーチ陣や選手たちらとの取り組みは、監督人生の中でも全てがトップクラスだ」とも評しており、現役ブンデス指揮官最高齢の老将ながらも「まだやめたくはないのだが」と前置きした上で、このままでは「夏からは引退ということになるね」と語っている。


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