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2019年01月12日

フンケル監督退任発表にファンが猛反発、一転して白紙撤回へ

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 昨日に今季限りでの退任が発表された、フォルトゥナ・デュッセルドルフのフリードヘルム・フンケル監督。だがクラブ側の判断に対し、ファンからの反発はあまりにも大きく、24時間も経たずして今回の退任発表が白紙撤回なされる事態にまで発展をみせている。

 「昨日に我々は再度、落ち着いて全ての事柄について話し合いを行ったんだ」と明かした、デュッセルドルフのロベルト・シェファー代表は、「そこでお互いに、自らの見地に固執しすぎていたと気づいたんだ。今デュッセルドルフとしては、そのミスを修正していくことを意識している」と言葉を続けた。

 そして来週中ににも話し合いを行っていき、後半戦初戦のアウグスブルク戦までには、何らかの合意を目指す考えであることが、土曜朝にクラブ側より発表されたプレスリリースにて記載されている。「決して引きずっているというわけではないんだ」と強調したフンケル監督は、キャンプを打ち上げ帰国の途につく前に「今は私の方が交渉に向けて良い立場に立っている、しかしこれを私は利用したいとは思ってはいない」との考えを強調している。

 金曜日にはロベルト・シェファー代表はあらためて、全ての役員会による決定であることを主張しているのだが、しかし彼自身が下した今回の決断は、先月よりマネージャーに就任したルッツ・プファンネンシュティール氏のイメージをも損ねるものになってしまったともいえるだろう。

 それと同時にデュッセルドルフの一部ファンたちからは、フンケル監督残留を求める嘆願活動が開始されており、「大きな同情の声が伝わっている」と語ったフンケル監督は、「もう自分だけでは受け止めきれないほどだ」と述べた。

 2016年3月にデュッセルドルフの監督へと就任し、昨夏には5年ぶりとなる1部昇格を2部優勝という形で達成したフンケル監督は、今季現役監督としては最年長で1部昇格を目指して戦っており、前半戦では首位ドルトムントから勝利をおさめるなど、最後の1週間で勝ち点9を荒稼ぎ。最下位から一躍安全圏内である14位へと浮上を果たし、勢いにのって後半戦に向けて準備を進めているところだ。

 だが昨日の金曜日には、今季まで残されているデュッセルドルフとの契約がそのまま満了となることが、デュッセルドルフ側より発表。その理由は、フンケル監督としては1部残留を前提条件に契約延長としたかったものの、クラブ側はあくまで後半戦での改善を見極めてからの判断を求めて対立。今回の決断へと至っていたのだが、発表からデュッセルドルフのファンたちからは大きな反発の声が上がった。
 


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