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2020年09月29日

プロデビューのアペルカンプ真大が、30分で交代した理由

Fortuna Düsseldorf
フォルトゥナ・デュッセドルフ
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 週末に行われたヴュルツブルガー・キッカース戦にて、はじめてブンデス2部の舞台へと立った、アペルカンプ真大。2015年夏にフォルトゥナ・デュッセルドルフのユースの門を叩いて以来、ドイツ人の父と日本人の母をもつMFは一貫してデュッセルドルフにて育成を経験。トップチームにも幾度となく召集されて2024年までのプロ契約も獲得。そしてこの日遂に、そのデュッセルドルフでのプロデビューの時を迎えたのだ。

 今夏のプロ契約締結の背景には、昨季後半戦から就任したウーヴェ・レスラー監督の存在があり、「プレシーズンのトレーニングで彼を目にした時に、マネージャーのクライン氏へ「新たな契約を結ぼう」と言ったんだよ。プロになるべきと直感したね」と地元紙エクスプレスに明かし、「今の彼に2部30試合出場するようなことを求めるにはまだ酷だが、しかし彼はしっかりと歩みを進めているところであり、我々も彼に時間を与えていかなくてはならないものだ」とコメント。

 そして開幕戦でこそ筋肉系の負傷で欠場となったが、デビュー戦の舞台は0−0という緊迫した状況の中、後半62分より30分間に渡りプレーしている。そして試合は後半82分にコフナツキが先制弾をマークするも、ロスタイムに入りPKを献上。それをなんとかカステンマイアーが阻止したが、クラブ日本語公式ではロスタイムには、ヴュルツブルクがパワープレーに出たため、身長が高くヘディングの強いシーベルトとアペルカンプを交代したことが明かされた。

 レスラー監督は「シンタには我々がなぜこの交代を選択したのかを説明」しており、「もちろん彼もこの交代の意図」を理解していることを強調。「コフナツキがとても良いパフォーマンスを見せて得点し、オフォリが初スタメン、アペルカンプとシーベルトはプロデビューし、最後にカステンマイアーがMVP級の活躍をみせた」と喜びをみせ、またアペルカンプ自身も、今回のプロデビュー戦について「このアリーナでプロデビューができたこと、またホーム戦で勝利を挙げられたことを非常に嬉しく思います」と、語っている。
 


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