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2020年10月23日

レスラー監督、ハノーファー戦は「中盤が鍵」

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 確かにブンデスリーガ返り咲きを目指すには、開幕から4試合で勝ち点4とは、物足りないシーズンの出だしだと言える。だからこそ前節のレーゲンスブルク戦では一度は2点をリードされながらも、後半80分すぎからカラマン(81分)、そしてヘニングス(86分)のゴールで勝ち点1を確保できたことは「あまりにも大きな意味をもつものだ」と、ウーヴェ・レスラー監督は語った。「カラマンは自信を深め、ヘニングスはその決定力を示した。彼らの得点力に期待している」
 
 その一方で指揮官は、これから迎えるニーダーザクセン州の強豪ハノーファー96との一戦に向けて、むしろ「この試合では中盤が非常に重要なものになってくるだろう」と予想。「私にとっては、ハノーファーとの試合ではそれが鍵になるとみている。どちらが中盤の主導権を握れるだろうか?ハノーファーはこのリーグを熟知する確立されたチーム。公式戦5試合全てで異なるシステムでプレーしているよ。」と言葉を続けている。

 「彼らの方が自分たちよりも上手(うわて)であり、自分たちを上げていかないといけない。無失点にまた抑えるようにすること。ピッチではより早くコンパクトに構え、反応を改善しゲーゲンプレスを仕掛けていかないと。確信と目的をもつことが勝ち点確保のために重要だ。ハノーファーはホームで強い。ただそれでも可能性はある。だが試合開始から存在感を発揮していかないといけないがね」

 中盤のオプションという点では、昨季までハノーファーに所属していたベテランMFエドガー・プリブに期待したいところだったが、「ハノーファーでは是非、彼を起用したかった。ここの雰囲気を知っているし、ここのスタジアム、選手などのことも知っているからね。だが今回は無理なんだ」とコメント。筋損傷の影響で来週初めからの練習復帰が見込まれている。

 ただし守備的なオールラウンダーのマティアス・ツィマーマンについては、大腿筋の負傷から回復を果たし、今節ではオプションとなる見込み。「彼は確実にメンバー入りは果たすことになるし、実際にプレーすることができるだろう。ただその時間、先発もいけるか、途中からなのかなど、まだそれを明言することはできないがね」とレスラー監督。ただ28才のベテランについて、その存在感を高く評価しており、そのメンタリティは「チーム全体に好影響を与えてくれるものだ」と語った。

若手への擁護を強調

 その一方でデュッセルドルフの中盤ではここのところ、若手MFアペルカンプ真大が起用。しかしながらまだ思うような成果をみせるには至らず、同じくチャンスを掴みながらも前節2失点いずれにも絡んだ若手DFジャミル・シーベルトなど、若手の積極登用に対する批判がレスラー監督にも向けられていることを、ドイツの大衆紙ビルトが報道。

 これに対してレスラー監督は、「若手をチームに組み込むこともミッションとして掲げられているのであれば、時にひとは間違いも犯す生き物であることもまた、認識しなくてはならないのではないか」と批判の声に反論を述べて擁護。さらに「これはクラブ首脳陣の願いでもある。セカンドチームからの浸透性の改善も委ねられたのだ。」とも強調している。
 


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