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2021年02月03日

レスラー監督、アペルカンプ真大は「周りが思うよりずっと対人戦で強い」

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 来週月曜に控えるブンデス2部3位ホルスタイン・キールとの、1部昇格をかけた重要な上位対決では、ウーヴェ・クライン監督は最近信頼度の高いパフォーマンスをみせてきた4バックの入れ替えを余儀なくされる。前節のヴュルツブルク戦にてアンドレ・ホフマンが、5枚目の警告を受けたために出場停止処分となってしまったためだ。
 
 確かにこれはフォルトゥナにとって頭の痛い問題ではあるものの、それに代わるオプションにはまだ選択肢がある。例えばクリストフ・クラーラーがその中の1人であり、これまでみせたパフォーマンスは決して失望させるものではなかったものの、最近4バックがうまく調和をとっていたことでチャンスをなかなか得られていなかった。さらに左サイドバックから、クラインツをスライドする方法も考えられる。

 その一方で若手アペルカンプ真大については、まだ出場については不透明のままとなっており、最終的に欠場ということになればその穴埋めは困難なものだと言えるだろう。今季序盤ではある程度の時間を要したものの、その後は主力として開花をみせたルーキーは、そのキープ力と発想力によってオフェンスに極めて重要な存在となっているところ。とりわけデュッセルドルフでは、創造性という部分において不足がみられている。

 だがそのアペルカンプは現在、軽度の筋損傷を抱えているために、先日のヴュルツブルク戦は欠場。来週月曜のキール戦まではギリギリの状況とみられており、チーム練習への復帰は予定されているが、まだ個別でボールを使った調整しか行えていないというのが現状だ。そのためまだ時期尚早と判断される可能性は拭い去れない。

 なおウーヴェ・レスラー監督が重視するポイントの1つとして、当然のことながら自軍のユースからのトップチームへの底上げという部分がある。その点においてアペルカンプは、まさに模範例として挙げられる姿を見せているところであり、テクニックに長けた日本人MFを特にシーズン当初では、批判の声から強く擁護する姿勢をみせていた。

 そして今やアペルカンプのその勇気をもったプレースタイルが、ますますデュッセルドルフにおいて重要度を増してきているところであり、指揮官も改めて自らの判断の正統性へ自信を深めていることだろう。とはいえそれでも監督という立場の目からして、若干の判断ミスはやはり気になる部分ではあるだろうし、また175cm、70kgという軽量級の体格から対人戦における期待値が高いとはいえない。

 しかしながらそれでもレスラー監督は、「多くの人たちが考えているよりも、彼はずっと対人戦での強さをみせているよ」と評価。ぜひともその世間のイメージからの修正を、キールとの重要な一戦で示してもらいたいところだろうが、果たしてどれほどまでの回復を遂げることができるか。また筋肉系の問題を抱えるエマヌエル・イヨハについても、おそらくはキール戦を欠場することになるだろう。こちらのチーム練習復帰は、そのキール戦後が見込まれている。
 


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