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2019年08月13日

ウニオンのファン、初昇格のブンデス開幕戦で、15分間の沈黙の抗議

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 クラブ史上初となる、ブンデスリーガ開幕戦を迎える1.FCウニオン・ベルリン。しかしながらそれに先駆けてファンたちからは、このRBライプツィヒ戦にて沈黙の抗議を行うことが宣言されている。

 これはかつて過激なファングループであったヴーレシンジケートによるものであり、確かに開幕戦への喜びはあるが、「ライプツィヒが、我々のブンデスリーガの歴史の最初を記す、そのホーム戦での相手だ。しかし彼らのコンストラクチャーは、決して同意できるようなものではない。これまでにも我々のところではその抗議運動が印象的に行われてきている。その結果、この行動が注意を引く形で、我々が重い描くサッカーへの考え方がドイツ全土へ知られることとなった」と背景について説明。「結束、忠義、立見席、感情、ファイナンシャルフェアプレー、伝統、透明性、情熱、歴史、独自性、そして誇り。それらがサッカーだ。」と言葉を続けている。


 その言葉は特にRBライプツィヒへと向けられたものであり、そのためこの試合は決して通常通りには事は運ばず、「不満の声」を伝える機会として開始から15分間にわたって沈黙の抗議を行うとのこと。特にこのファンクラブの考えは他のウニオンのファンたちからも支持を受けていることから、おそらくはこの試合では開始15分まではライプツィヒの観客席から声が聞かれることになるだろう。同クラブもツィングラー会長も理解を示した。


 これに対して守護神ラファエル・ギキーヴィツが異を唱え、自身のインスタグラムにて「ボイコットは決して良いことではない」と改めてサポートを訴えた。「日曜日は歴史的な1日となる。この日のために昨季は懸命に取り組んできた。僕たち、そして君たちもだ。ウニオン全体にとって特別な瞬間。でも15分に渡る沈黙の講義は僕たち選手には何もいいことはない。コレオなどの応援をしてほしい。僕たちが一体であること、ウニオンの牙城をみせつけてほしい!「何てところにきてしまったんだ」と思えるように。それが僕の個人的な見解だ。確かに僕は外国人で、誰と戦っているのかなんて興味はない。ただサポートを願っている。君たちにはいろんな力がある、でもボイコットは何にもならない。歓喜の声を届けてくれ、チャントや歓声を!!!」


 ただグリシャ・プレーメルは「確かにそれは1つのテーマだ。でももっとも大きな問題がある」と強調し、「僕たちはチームの中で、サッカーのことについて集中していこうと、そして外部からの影響を受けないようにしようと話し合っているよ」とコメント。マリウス・ビュトラーは「日々、開幕戦へのワクワク感はある。日曜日は盛り上がるだろう」と述べ、強豪クラブを相手にしても「勝利を収めるチャンスはあると思う」と意気込みをみせた。

マロニーがメッペンでテスト生として参加

 その一方でウニオン・ベルリンでは、DFレオナルド・マロニーが、RWエッセンに続き、今度は3部のSVメッペンのテスト生として参加していることが明らかとなった。アメリカU20代表は、ウニオンとの契約を2021年まで残しているものの、しかしながら出場機会の確保は困難な状況にあり、レンタルでの移籍が話し合われているところだ。
 


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