ドイツ最大のサッカー専門誌 - kicker日本語版

2020年04月27日

母国ナイジェリアを憂うウジャー「ウィルスの怖さを理解していない」

fc-union-berlin
1. FCウニオン・ベルリン
  • このエントリーをはてなブックマークに追加


 ブンデスリーガ再開を巡っては様々な議論がなされているところだが、1.FCウニオン・ベルリン所属のアンソニー・ウジャーにとっては自身のことよりむしろ、母国ナイジェリアの現状に対して大きな不安を抱いているところだ。「今は急増しているところなんだよ」と、kickerとのインタビューに対して語った同選手は、「ドイツでは自宅に自粛をといわれているが、ナイジェリアでは軍隊と警察が出動して自宅に帰さなくてはならない。多くの人々はまだ、このウィルスの恐ろしさを知らないんだ」と、言葉を続けた。「そしてどうやって守るべきか、という情報についてもね」

 そのナイジェリアに両親と兄弟を残しているウジャーは、「糖尿病を患っている父がいるんだけど、1日中自宅にいるようなつもりがないんだよ」ともコメント。一般的にアフリカでは、自宅に留まれるだけの余裕がないのだ。「60%以上の人々が、その日ぐらしの生活を送っている。自宅に留まり仕事へ出なければ、食事や水が手に入らなくなってしまう。コロナに感染するよりも、食事を摂れないことの方が危険だ、なんて言う人さえいるくらいなんだ」

 その一方でドイツでは、コロナ危機に瀕する中でブンデスリーガの再開の見通しとなっているところだが、自身については特に不安は抱いていないようで、「健康面や命が危機にさらされているとは、僕は感じていないよ。僕たちを守ってくれるためにたくさんのルールと対策が講じられているんだ。」と、強調。ただし労働大臣から提案されたと伝えられた、プレー中のマスク装着については反対の意思を示した。
 


  • ブンデスリーガ・各チーム情報