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2021年03月12日

ウニオンの新たな武器、遠藤渓太がキーマンに

fc-union-berlin
1. FCウニオン・ベルリン
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 週末に行われたアルミニア・ビーレフェルト戦にて、途中出場から2度に渡り絶好機を逃してしまった、1.FCウニオン・ベルリンの遠藤渓太。長らく脇役に甘んじる日々を過ごしてきた日本人ウィンガーだが、これを契機に週末の1.FCケルン戦では、味気ない攻撃陣へ刺激をもたらす原動力となるかもしれない。

 ウアス・フィッシャー監督は「特に相手が深い位置に構える場合、1vs1の状況で幾度となく打開をはかっていくことが重要だ。渓太は確実にオプションの1人だよ」とコメント。とりわけウニオンではここのところ、タイウォ・アウォニイとシェラルド・ベッカーの離脱により、オフェンス力とスピードが失われている。

 確かに考えとしては、今冬に加入したペタル・ムサにポストプレーを任せることで、ペナルティエリア内でより存在感を増していく策にでるという手がある。一方で俊敏性に長けた軽快な遠藤渓太の場合は、ドリブルで切れ込んでサイドに穴を見出すという、これまでウニオンではあまり使われなかった工夫がある。

 こういった場合に通常ウニオンでは、非常にダイレクトにプレーする傾向があるため、実際にドリブル試投数はリーガ最下位の276に甘んじるところ。

 昨夏に横浜Fマリノスから加入するも、移籍当初に負った2度の筋肉系の負傷の影響もあり、なかなかブンデスでその真価を発揮できていなかった遠藤だが、先日のビーレフェルト戦では途中出場から、その存在感を改めてアピールすることに成功しており、指揮官も「非常によかったね」と目を細める。

 そしてその勢いは水曜日に行われた練習においても、再確認される結果となっており、1度目の場面はアカキ・ゴギアのスルーパスから抜け出した遠藤による得点。さらに2度目の場面では、今度は遠藤がグリシャ・プレーメルへ御膳立てをみせており、それに続くプレーは土曜日のケルン戦で見せていきたい。
 


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