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2019年10月22日

「サッカー選手にとって貴重なホーム」見出した、元ドイツ代表ペテルセン

SC Freiburg
SCフライブルク
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 2015年以来、SCフライブルのユニフォームの袖を通し、これまでSCフライブルクにて通算152試合に出場し72得点を挙げてきた、ニルス・ペテルセン。。そのスタートとなった2014/15シーズン、あまり移籍には前向きではなかったことを明かしている。当時ペテルセンはブレーメンで厳しい立場に置かれており、代理人からシュトライヒ監督よりコンタクトがあったことを知らされたものの「リスペクトのつもりで電話したんだ。あの時、フライブルクは最下位だったからね」と同選手。しかしその「1時間半の電話の中で、彼は僕を口説き落としていったんだ」と振り返った。

 その結果、それまでイェナ、コットブス、バイエルン、そしてブレーメンにてブンデスリーガーとしての階段を駆け上がってきた大型FWは、ひとまずは期限付きと言う形で加入することを決断。しかしながらそれでも2部降格を免れることはできずに、レンタル終了に伴いブレーメンへと戻ることになる。だが再びシュトライヒ監督から連絡を受けるのに、そう時間はかからなかった。そして再びペテルセンは、シュトライヒ監督に口説かれる形で、今度はブンデス2部となったフライブルクへの移籍を決断。「監督が決め手となったよね」とペテルセン。そこで元ブンデス2部得点王は21得点をマークして、最短でのブンデス1部復帰へと大いに貢献した。

 これまでの6年間のフライブルクでのキャリアの中で、ドイツ代表からも選出されるなど自身も大きな飛躍を遂げてきたが、特に「彼の人間性は、唯一無二の存在だ」と評価する恩師シュトライヒ監督の下、「ホームと感じられるクラブをもてるサッカー選手が本当に少ない」世界において、フライブルクで幸福感を享受しているところであり、だからこそペテルセンには、特にブンデスリーガ内における移籍には「意味を見出せないね。だって、せっかくここで手にしたものを放り投げることになるんだよ」との考えを示した。


 ただ週末の試合では、ここまで4位と好調の中で昇格組ウニオン・ベルリンとの戦いを迎えたものの、逆に0−2と返り討ちに遭う結果に。フライブルクでは今回の代表戦期間において、いつになく数多くの選手が参加しており、そのことも影響を及ぼしたかそれとも、順位表から見た心の隙が生まれていたか。ペテルセンはメンタル面も1つのポイントだったとの見方を示した上で、「ウニオンは昇格の勢いがあり、本来フライブルクとのホーム戦なら必勝体制となるが、その重圧が少し軽くなっていたのではないか。」と指摘。

 「開始早々にいきなり追いかける展開となってしまい、そしてそれから僕たちは精力性に欠けてしまい、力をあまりに発揮できず、勝利にまでは手が届かなかったよ」と述べており、「得点チャンスもろくに作れなかったように思うし、本当によくないパフォーマンスだった。こういう試合もある、でもこの試合での可能性を思えば苛立ちも募るというものさ。これから強豪との戦いが控えているんだから」と語っている。
 


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