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2020年08月16日

ヴァルトシュミットの穴埋めを、チーム内で模索するフライブルク

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 先日発表されたルカ・ヴァルトシュミットのベンフィカ移籍は、SCフライブルクにとってヨッヘン・ザイアーSD曰く、「プレー面でも人間性でも痛い」移籍であり、「単純に1対1で補うようなことはできない」ものだ。クリスチャン・シュトライヒ監督も、左利きで「オフェンス面において卓越したクオリティ」をもつドイツ代表との比較は、「選手たちにプレッシャーとなる」ことから敢えて行わず、「彼のような高いレベルの選手との取り組みは常にエキサイティングなものだったのだが」と別れを惜しんだ。

 ただその一方でフライブルクは否応なしにその穴埋めを迫られていることも事実であり、例えば先日のテストマッチでも見られたようにブランドン・ボレロチョン・ウヨンといった、既存の選手たちや、新人選手の可能性を模索。この日ペテルセンと2トップを組み先発したチョンは、深い位置へ何度か良いパスを供給していたものの、ゴールに迫る危険なプレーは見せておらず、「フィジカル面でもっと取り組んでいかないとね。」と指揮官。「詰めの甘さ」を指摘しつつ、20才がもつ伸び代についても強調した。

 そのチョンと後半から交代で投入されたボレロは、ヘーラーと2トップを形成。ウィングを本職とするオーストリア人だが、「しっかりやってくれたね。とても献身的で、シンプルかつ明確なプレーをしていた。満足だよ」とシュトライヒ監督は評価。昨季は7試合の出場にとどまった同選手については、本来は実戦経験を積むためにブンデス2部のレンタルも検討されていたものの、まずはオーストリアの合宿に帯同して引き続きアピールを目指していくこととなる。

ヴァルトシュミット、ベンフィカとの契約には高額の例外条項

 ちなみにそのベンフィカへと移籍したルカ・ヴァルトシュミットは、そこで背番号10を背負いプレーしていくことになるのだが、その5年契約の中には移籍金額8800万ユーロもの例外条項も付随。なお今回のフライブルクからの獲得にあたり、詳しい契約情報は両クラブのとりきめにより明かされてはいないのだが、kickerが得た情報によれば今回の移籍金額は1500万ユーロとなったようだ。
 


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